この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「嬉しく存じます」について、その意味や使い方等を徹底解説します。
「嬉しく存じます」とは?
「嬉しく存じます」とは?
「嬉しく存じます」における「嬉しく」の読みは「うれしく」で、「喜ばしいこと」を意味する形容詞の「嬉しい」の連用形です。
また、次の「存じる」は「思う」の謙譲語です。
従って、「嬉しく存じます」とは、「嬉しく思う、喜ばしく思う」との意味の敬語表現です。
「嬉しく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「嬉しく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「嬉しく存じます」は、先に記した通り敬語表現であり、目上の人に「自分の希望が叶って喜びを感じていること」伝える場合や、相手の方やその家族の方に喜ばしいこと」があった際に、それを嬉しく思うと伝える場合に使われるフレーズです。
このフレーズは、口頭でも使えますし、ビジネスメールでも使うことが出来ます。
自分のことに対して使う具体的な場面としては、自分の仕事の成果を上司に褒められたり、上司の推薦で昇進やプロジェクトメンバー等に抜擢された際に使われます。
また、自分が所属する職場の成果が認められ、社長等からお褒めの言葉をもらったり、表彰されたりした場合にも使われます。
さらに、相手の方やそのご家族等の第3者に対して使われるケースとしては、お子さんが希望の高校や大学に合格された場合や、病気で入院されていたご両親が無事に退院された場合等に使われます。
自分が受けた恩恵を素直に喜ぶ表現として、また相手の方の喜ばしいことを共に喜ぶ表現として、「嬉しく存じます」とのフレーズを使うことで、人間関係を円滑に、またお互いの信頼関係を高めることが出来ると言えます。
「嬉しく存じます」を使った例文
「嬉しく存じます」を使った例文
・『この度は部長の推薦により、課長を拝命することが出来ました。光栄であり嬉しく存じます』
・『長年の弊社の目標であった株式上場を果たすことが出来ました。大変嬉しく存じます』
・『お子様が無事に難関大学に合格されたとのこと、誠に嬉しく存じます』
「嬉しく存じます」の類語や言い換え
「嬉しく存じます」の類語や言い換え
「嬉しい」の類語としては、「ありがたい」や「喜ばしい」や「光栄」や「幸甚」等が挙げられます。
従って、「嬉しく存じます」は、「ありがたく存じます」や「喜ばしく存じます」や「光栄に存じます」や「幸甚に存じます」と言い換えることが出来ます。
また、自分のことに対して使う場合には、簡単な表現として「感謝いたします」や「感謝申し上げます」と言い換えることも可能です。
まとめ
まとめ
「嬉しく存じます」とは、「嬉しく思う、喜ばしく思う」との意味の敬語表現です。
目上の人に「自分の希望が叶って喜びを感じていること」伝える場合や、相手の方やその家族の方に喜ばしいこと」があった際に、それを嬉しく思うと伝える場合に使われるフレーズです。