「貴職におかれましては」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「貴職におかれましては」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「貴職におかれましては」とは?

「貴職におかれましては」とは?

「貴職におかれましては」は、その人の職業についてどうこうという話になる時に使われる表現です。

よって、相手が医師だという場合には、「貴職におかれましては、慎重に慎重を重ねての判断になることが多いと思われますが~」などと使われるといった具合ですが、全ての職業が対象になるという訳ではなく、この医師や弁護士、議員などの選挙によって選出される公職のような、世間的に高い地位とされる職業が対象になります。

そのため、一般の会社員や公務員などの人に対して使うことはなく、「貴職」という言葉自体がそのような職業に対する尊敬の意を表しています。

そのため、ビジネスシーンで使われることはあまりありませんが、対外的にそのような職業の人と話をしたり、メールを送るような際に用いられる場合があります。

「貴職におかれましては」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「貴職におかれましては」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「貴職におかれましては」はその表現の特性から、先に挙げたような職業ではそうなのですか、そういうことが多いのですかといったような問い掛けに使われることが多く見られます。

または、「貴職におかれましては、この時期は何かと大変だと存じます」のように、その職業ならではの特徴などと一緒に用いる表現になり、相手の職業が職業なので、このような丁寧な形になっていると考えてください。

意味だけであれば、「貴職においては」としても同じで、そちらの形で用いても間違いではないものの、それでは相手に対して失礼になってしまうことが多いため、元の「貴職におかれましては」と使うことがほとんどです。

対象になる職業の人が相手であれば、プライベートなシーンでも問題なく使うことができ、その手の(別の)職業に就いている人同士で用いることも少なくありません。

「貴職におかれましては」を使った例文

「貴職におかれましては」を使った例文

・『貴職におかれましては、任期中は何かと大変なことも多いのではと推察いたします』
・『貴職におかれましては、ご自分ではあまり運転されないのでしょうか』

「貴職におかれましては」の類語や言い替え

「貴職におかれましては」の類語や言い替え

・『貴殿におかれましては』
この「貴殿」は、相手のことを敬って用いる呼称です。

特に職業を選ぶことはなく使うことができ、「貴職」をこのように言い替えても構いません。

ただし、相手が男性の場合のみに使える表現となっており、女性の時には「貴女」と変えて用いてください。

まとめ

まとめ

「貴職におかれましては」は、世間的に高い地位にあるとされる医師や弁護士、議員などの職業に就いている人に対して何かを聞くような際に用いる表現です。

この形のまま用いればよく、無理に崩したり、これ以上丁寧にする必要はありません。

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