「ご調査のほど」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「ご調査のほど」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご調査のほど」とは?

「ご調査のほど」は、何かについて調べてもらいたいという時に使う表現です。

「先日のトラブルについて、早急にご調査のほどよろしくお願いいたします」などと用いられ、この場合は先日にあったトラブルについての調査をともかく早くお願いしたいという意味になります。

使う側が調査をするという用い方はできない表現なので、先のようにそれをお願いするために使います。

よって、調査をして欲しいという依頼専用の表現になり、ビジネスシーンでそのような時によく用いられています。

丁寧にそういったことをお願いするには、「ご調査いただきますよう」と使うこともできますが、それよりも短くそちらと同じ意味を伝えることができるので、よく文章で用いられています。

「ご調査のほど」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご調査のほど」は、口語で使うには向いていない表現です。

そのため、用いられる時はほとんどが文章になり、「調査」という内容が絡んでいるため、ビジネスで使われることが多くなっています。

BtoCの場面でお客様になる方から何かを調べて欲しいと使うこともでき、例として、ゲームサーバーに繋がらないためにオンラインゲームがプレイできないといった時に、「サーバーに異常が発生しているようで、ゲームがプレイできません。

原因のご調査のほどお願いいたします」などと用いるという具合です。

このように調査のお願いをすれば表現として失礼になることはありませんが、その内容やいつまでにといった制限をつける使い方ではそれらによって無理なお願いになってしまうことがあるため、そちらには注意してください。

「ご調査のほど」を使った例文

・『○○に異常が発生している件ですが、すぐにでもご調査のほどお願いいたします』
・『そちらが終わりましたら、○○の方もご調査のほどよろしくお願いします』

「ご調査のほど」の類語や言い替え

・『ご確認のほど』
「ご確認」とすると、何かを確認して欲しい時に使う表現になります。

「調査」と表現するまではいかない、確認してもらうだけだという場合にはこちらを用いるとよく、ちょっと調べてもらうという程度であれば、この表現を使った方が仰々しさがないため、そういった場合に向いています。

まとめ

「ご調査のほど」は、何かの調査をお願いしたいという使い方になる表現です。

この形で十分に丁寧な形なので、相手を問わずこの後に「よろしくお願いします」などとつけてお願いするという用い方が一般的です。