「ささやかながら」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「ささやかながら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ささやかながら」とは?

「ささやかながら」は、大したものではありませんがといった意味で用いられる表現です。

「ささやかながら、おみやげを用意しておりますので、お帰りの際にどうぞお持ち帰りください」のように使った場合、大したものではないが、帰りにおみやげがありますとに言っています。

本当に大したものではないという意味ではなく、あくまで謙遜からそのように用いており、近年ではそのようなちょっとしたおみやげなどを渡す時や、飲食を提供するといったシチュエーションにおいてよく使われており、謙ってはいるものの、そこまでこちらを下げることなく、相手に気を使わせることもない表現となっています。

よって、ビジネスでのそういった場面で使われることも多く、口語、文章のどちらでも用いることができます。

「ささやかながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ささやかながら」は、相手に謙る使い方だけでなく、「ささやかながら、幸せに暮らしています」といったように用いることもできる表現です。

この使い方では、それほどのものとは言えないが、幸せだと思える生活を送っているという解釈になり、この表現の意味となる「大したものではない」という意味で、こういった使い方をすることもできます。

それほどのものではない、決して自慢できるような規模ではないといった意味と合致すれば、その他にも色々な使い方をすることができ、プライベートなシーンで先のような用い方をしたり、「ささやかながら自信があります」などと使ってもおかしくなく、相手への謙遜から用いる時には、以下の類語で紹介する表現の代わりにされることが多くなっています。

「ささやかながら」を使った例文

・『当日は、ささやかながらお食事の用意がございます』
・『ささやかながら私も応援しておりますので、是非頑張ってください』

「ささやかながら」の類語や言い替え

・『つまらないものながら』
少し前まで、何かを渡したり、サービスなどの提供を行う際には謙ってこのように使うことが多く見られました。

ですが、近年ではその代わりにこの「ささやかながら」が用いれることが多くなっており、あまり使われなくなっている表現です。

その理由は、見た目から謙り過ぎているためで、それが時代に合わなくなってきたからだと考えられています。

まとめ

「ささやかながら」は、大した内容ではないという解釈で用いられる表現です。

その意味になれば色々な使い方をすることができ、謙り過ぎないところが現代の様々なシーンと合っているため、類語として挙げた「つまらないものながら」の代わりに用いられることが増えています。