「上記内容」の敬語とは？言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈

「上記内容」の敬語とは?

言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。

「上記内容」の意味

「上記内容」は、文書などで前述した内容を指し示す場合に使用できる言葉です。

これは、横書きの文書で使用される表現です。

横書き文書における「上記」とは、「前述」と同等の意味になります。

つまり、前に述べたこと、前に記載してあることを、「上記内容」という言葉で言い表しているのです。

このような表現を用いる事で、同一文中で同じことの冗長な繰り返しを回避できます。

同じことを書かなくても、「上記内容」を用いて、同等の意味を相手に伝達できるのです。

これらのことから、「上記内容」が、文書などで前述した内容を指し示す場合に使用できる言葉であると分かるのです。

「上記内容」の敬語での使い方や表現方法

「上記内容」を単独で敬語にはできません。

これを敬語にする場合は、「上記内容の通りです」のように、他の言葉を組み合わせるとよいでしょう。

この場合は、丁寧語の「です」を用いた敬語表現になるのです。

たとえば、顧客に対してメールで説明することになったとします。

そしてメールの文中で、前述した内容を引用することにしたのです。

このような場面で、「この件に関しましては、上記内容の通りです」と言うとよいでしょう。

これによって、前述した内容の通りであることを、上手に表現できるのです。

また、「上記内容」を別な表現にする方法もあります。

たとえば「上記内容の通りでございます」と表現できます。

また、「上記内容の通りだと思います」のように、推測を示す形にする方法もあるのです。

この場合は、「思います」を「存じます」に言い換えて謙譲語にしてもよいでしょう。

このように、「上記内容」に組み合わせる言葉を工夫すると、色々な表現を作り出せると分かります。

同じような意味でも、言葉の使い方次第で印象の違う表現にできるのです。

実際の状況に合わせて、適切な表現を選択するとよいでしょう。

「上記内容」の言い換えや使用例

・『この件は、上記内容の通りです』
・『この件については、上記内容の通りでございます』
・『この件に関しましては、上記内容の通りかと存じます』
ここでは、「上記内容」の使用例を挙げています。

例文のように、前段に一言付け加えると、自然な印象の表現になります。

また、「上記内容」に組み合わせる言葉を工夫すると、それぞれ違う印象の表現にできるのです。

まとめ

このように「上記内容」は、文書などで前述した内容を指し示す場合に使用できる言葉です。

ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。