ここでは「結構な」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「結構な」とは?
「結構な」とは?
「結構な」は、程度の大きな、またはとてもいいという意味になる形容表現です。
「結構な高さにまで積み上がった」と使うと、かなりの高さにまで何かが積み上がっているた様子を表しており、「それは結構なことです」のような用い方になると、それはとてもいいことですという意味になります。
この使い分けは少し難しく、高さや大きさなど、その範囲が小さい、大きい(高いや長いという場合も含みます)と表現できる対象に用いる場合には、その程度が大きいという意味になるため、「結構な値段だ」と用いると、その金額が高いと解釈する使い方だという具合です。
「とてもいい」と使いたい場合には、そのような様子だという用い方をしなくてはならず、「結構な出来栄えだ」、「結構な内容だ」などといった用い方がそれにあたります。
「結構な」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「結構な」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「結構な」は、先のように程度の大きさを表す場合と、それがとてもいいという解釈になる表現のため、使われた際にはそれを見極めないといけない場合があります。
例えば、「結構な話だ」という使い方をされた場合、話の規模が大きいという解釈ができなくもありませんが、通常はとてもいい話だという意味で使っていると考えてよく、用いる際にも相手がきちんとした意味で捉えてくれるかを考える必要があります。
口語、文章のどちらでも使うことができますが、紛らわしい使い方になると思った場合には、「とてもいい話だ」のように意味になるままの表現に置き換えた方がよく、無理にこのように用いることはありません。
尚、「結構だ」や「結構です」と使った時にはそれは不要だという意味になり、また違った「結構」の解釈になるため注意してください。
「」結構なを使った例文
「」結構なを使った例文
・『昨日はつい結構な金額を遣ってしまった』
・『その本の内容は結構な難しさだと聞いている』
「結構な」の類語や言い替え
「結構な」の類語や言い替え
・『相当な』
この表現も、対象の程度が大きいという解釈で使うことができます。
「相当な高さだ」、「相当な金額だ」と言い替え表現に用いることができますが、「とてもいい」という意味で使うことはできないため、そちらで使いたい時には「結構な」の方を用いてください。
まとめ
まとめ
「結構な」は、何かの程度が大きいという意味と、とてもいいといった解釈で使うことができる表現です。
どちらで使っているのか紛らわしいこともあるため、その懸念がある時には無理にこのようには使わず、意味そのままの表現を用いた方が無難です。