「突然のご入院と承り」とは？ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

この記事では「突然のご入院と承り」について解説をします。

「突然のご入院と承り」とは？意味

予期しない入院と聞いて、という意味です。

「突然」は、予期せずに物事が起こるさまを意味します。

前触れもなく急に何かが起こるさまをいいます。

「ご入院」は「入院」を敬意を表す言い方にしたものです。

「ご」は、他人の行為を表す語について、その行為をする人に敬意を表します。

この場合は入院している人に敬意を表しています。

「承り」は「承る」のことで、「聞く」「受ける」「伝え聞く」「引き受ける」の意の謙譲語です。

この場合は、「聞く」の意味で用いています。

「突然のご入院と承り」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、突然に入院の知らせを受けたときに用います。

「自分が入院の知らせを聞いた」という意味なので、この後には自分が驚いていることや、心配していることなどを表す言葉が続きます。

突然入院をして、本人も驚いたり困ったりしていることでしょう。

しかし、この後に「あなたは驚いているはずだ」という意味の言葉は続きません。

「突然のご入院と承り」は「私が聞いて」という意味だからです。

入院と聞いて、仕事はどうなるのか不安に思うことでしょう。

しかし、一番不安なのは入院した人なので、自分が不安であっても、相手を不安にさせるような発言は控えます。

「承り」は謹んで聞く場合に用いることの多い言葉です。

この場合は「伺い」「聞き」とすることも可能です。

「伺い」は「伺う」のことで、「聞く」の謙譲語になります。

入院の準備ができていなかったはずなので、必要なものがそろっていないかもしれません。

困ったことがあるかもしれないので、力になれることがあるなら力を貸すとよいでしょう。

「突然のご入院と承り」を使った例文

・『突然のご入院と承り、驚いております』

「突然のご入院と承り」の返答や返信

入院直後に返答をするのは難しいはずです。

その場合は、返答をする必要はありません。

ある程度落ち着いて無理がない状態になってから、メールや手紙を出すとよいでしょう。

突然入院をして、相手を驚かせてしまったり、不安にさせたりしてしまっているかもしれません。

そういったことに配慮をして、状態がよくなってきたのなら、安心できる言葉をかけるとよいでしょう。

命の危険はなく、心配な状態でないことを伝えれば、ひとまず安心できるはずです。

まとめ

この言葉は、知り合いが前触れもなく入院をしてしまったときに用います。

入院をした人は、突然のことで驚いたり不安になったりしているはずです。

そういった相手の気持ちに配慮をした対応をするように心がけましょう。