ここでは「相成りました」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「相成りました」とは?
「相成りました」とは?
「相成りました」は、そうなりましたという意味になる表現です。
「例の件は、そのように相成りました」といったような使い方になり、そうなったとそのままそうと表現するよりも印象付けるために用いられます。
多くの場合でそうなったことを重く受け止めているという場合に使われており、「○○社との交渉ですが、残念ながら不成立と相成りました」と使った時には、その交渉がうまくいかなかったという事実と共に、自分としてそのように受け止めていると伝えています。
よって、頭の「相」をとって「成(な)りました」としても意味は同じものの、そちらではニュアンスとして軽いという内容の場合に使われる表現で、口語、文章のどちらでも使われています、このように使うことで印象付けるという目的から、文章で用いられることが多くなっています。
「相成りました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「相成りました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「相成りました」は、そうなったという使い方になる表現ですが、「そうなりました」と発音する訳ではなく、「あいなりました」となります。
いい意味、悪い意味のどちらでも使うことができるので、いい意味でそのようになったと使えば、それがとてもよかったと思って伝えていることがこの表現だけで分かり、逆に悪い意味で用いた時にはそれを残念だと考えていると、同様にこの表現だけで相手に伝わるという具合です。
また、それを付け加えて「そのような結果と相成りましたことをとても残念に思います」のように使うと、更に強くそう思っていると伝えることができるので、より印象付けるためにそういった用い方もよく見聞きします。
「相成りました」を使った例文
「相成りました」を使った例文
・『先日の件ですが、もう一度改めて話し合いを行うことと相成りました』
・『それなりに健闘したようですが、結果は敗北と相成りました』
「相成りました」の類語や言い替え
「相成りました」の類語や言い替え
・『なってしまいました』
このように使った時にはいい意味になることはなく、悪い意味でそうなってしまったという解釈になります。
そのため、「残念ながら、そのようなこととなってしまいました」などと使われる表現で、悪い意味で「相成りました」を使う時にそれをカジュアルにした形だと考えていいでしょう。
まとめ
まとめ
「相成りました」は、何かの結果を
いい意味でも悪い意味でも印象付けるために用いられる表現です。
この表現だけでそれだけよかった、悪かったと思っていると伝えることができ、更に印象付けるために「相成りましたことを嬉しく思います」のような使い方も多く見られます。