ここでは「以上、よろしくお願いいたします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「以上、よろしくお願いいたします」とは?
「以上、よろしくお願いいたします」とは?
「以上、よろしくお願いいたします」は、文末にもってくる締めの挨拶表現になります。
この表現をもってその文章自体を締めることになり、ビジネスシーンではよく見る文末の1つです。
このまま使うだけでいいので、他の締め方が思い浮かばない時に用いられることが多く、ビジネス文章において無難にそれを終わらせることとができる表現だと考えていいでしょう。
よって、定型中の定型表現と言えるものなので、それこそ文末に「置く」という使い方になり、これを覚えておくとビジネスメールではとても便利です。
文章として特に何かをお願いするという訳でない内容の場合でも、このように使ってその文章を締めてしまって問題ありません。
「以上、よろしくお願いいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「以上、よろしくお願いいたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「以上、よろしくお願いいたします」は、無難に使うことができる文末の挨拶表現ですが、相手によっては使わない方がいい場合があるので注意してください。
表現としては他社に対して使っても失礼になることは少ないものの、明らかにこちらが下から出ないといけない場合には「以上」という言葉を外して、「どうぞよろしくお願いいたします」とだけにする方がいいでしょう。
更に丁寧にするなら、「どうぞよろしくお願い申し上げます」とするとよく、この表現であれば相手が誰であっても失礼と思われることはありません。
特にこれという意味のない、文末の締めに使われる表現ながら、そこで失礼があるとそれまでの文章が台無しになってしまうため、このような点に気をつけないといけません。
「以上、よろしくお願いいたします」を使った例文
「以上、よろしくお願いいたします」を使った例文
・『来週にお会いできるのを楽しみにしております。以上、よろしくお願いいたします』
・『完成し次第、お届けいたします。以上、よろしくお願いいたします』
「以上、よろしくお願いいたします」の類語や言い替え
「以上、よろしくお願いいたします」の類語や言い替え
・『今後ともよろしくお願いいたします』
こちらも文末の締めに使うことができる表現です。
「以上、よろしくお願いいたします」と同様の用い方になりますが、この表現が向いていない文章というものがあり、こちらからの謝罪になるような時には使わない方が無難です。
まとめ
まとめ
「以上、よろしくお願いいたします」は、文章の締めとなる挨拶表現です。
特に意味を気にする必要はなく、うまく文章の終わりに自然にもってくるというイメージで、これという締めが思いつかない時に便利に用いることができます。