「ないものねだり」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

「ないものねだり」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。

「ないものねだり」とは?

「ないものねだり」とは、「無いものを欲しがること」という意味で使われている言葉です。

その場に用意されていないものやすぐに調達できないもの、入手不可能なものなど無いものを欲しいと無理を言う行為を指します。

売り切れの商品を買いたいと言ったり入手困難な品を求めたりなど物理的に無いものを欲しがる意味のほか、魔法を使えるようになりたいなど「実現不可能なことを要求する」という意味でも使われます。

無いものを欲しがられても解決不可能なためどうすることもできない迷惑行為です。

分別のある大人なら事情や都合を考えて無いとわかっているものを要求するような真似は慎むものであり、無いのに欲しがる「ないものねだり」は子供じみたふるまいだと見なされます。

他人は持っているが自分は手に入らないものの場合は嫉妬や羨望のニュアンスで使われる表現です。

「ないものねだり」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「ないものねだり」は無いものを欲しいと求める実際の行為だけでなく「無理だと分かっていること」という比喩的な意味でも使われます。

この場合は言葉の意味を自覚した上で矛盾を孕んだニュアンスで使われます。

文脈により意味合いが変化するので注意してください。

「ないものねだり」を使った例文

・『ないものねだりしても無理なのだからどうしようもない』
・『ないものねだりだとは分かっているがどうしても求めずにはいられない』
・『ないものねだりせず今あるものだけで何とかする』

「ないものねだり」の類語や言いかえ

「わがまま」「駄々をこねる」は無理な要求のニュアンスに共通点があります。

実現不可能な点を強調するなら「無理難題」「身の程知らず」などがあります。

まとめ

「ないものねだり」は日常的にも使われている一般的な言葉です。

ネガティブなニュアンスを含む表現なので誤解を招かないよう正しく使いましょう。