「万が一のために」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

人生ではどんなことがあるかわかりません。

あらゆることに備えておくに越したことはないわけで、今回の「万が一のために」というフレーズもそんな場合に使われるものです。

「万が一のために」とは?

まず「万が一」の意味を押さえておきましょう。

「1万回に1度あるかないか」というのが直訳であり、「滅多に無い」あるいは「ほぼあり得ない」という意味になります。

ですから、「万が一のために」とは、「滅多に無いだろうことに備えて」や「いざという時のために」ということを表現するフレーズです。

例外はありますが、「万が一」は、好ましいことが起こる確率ではなく、災害や事故など、マイナスイメージのある出来事が起こる確率を概ね表しています。

「万が一のために」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「万が一のために」というフレーズは、起こる確率が極めて低い上に、起きて欲しくない事故や災害へ備える意図で使用されるものと考えましょう。

具体的には、「万が一のために保険に加入しておく」や「万が一のために避難ルートを確認しておく」などという使い方をされます。

一方、好ましいことであっても、起こる確率が極めて低い場合には使用されることもあります。

例えば、「宝くじは滅多に当たらないが、万が一のために購入しておく」がこれに該当します。

ただ、基本的には、やはりマイナスの事柄に対して使うものと認識しておいて間違いはありません。

「万が一のために」を使った例文や文章

それでは、他に考えられる使用例を以下で見てみましょう。

・『万が一のために避難グッズを購入した』
・『万が一のために訓練を欠かさない』
・『万が一のために連絡先を教えておく』

「万が一のために」の言い替え

「滅多にないようなことに備える」という意味合いの表現が言い替えの候補となります。

「想定外のないように」、「いざという時に備えて」、「もしもの場合に備えて」などが、言い替え表現として考えられるでしょう。

「念のために」も、概ね同様の意味になりますが、「万が一」よりも確率的には高いという意味合いで使用されます。

まとめ

「万が一のために」とは、「滅多に起こらないような事態に備えて」という意味で、基本的には事故や災害などの否定的な出来事に対し備えることを意味します。

一方で、滅多に起こらないような良い出来事を期待する場合にも使用することは可能です。