新聞の経済面などで、「値下げ合戦」という言葉を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
今回はこのフレーズについて解説いたします。
「値下げ合戦」とは?
「値下げ合戦」とは?
「値下げ」はわかりやすい言葉ではありますが、一応確認しておきましょう。
販売時の「価格が下がること」、または「価格を下げること」を意味しています。
一方「合戦」は通常「かっせん」と読みますが、前に言葉が付く場合「〜がっせん」と呼ばれることが多くなります。
意味は、シンプルに「(戦国時代の)戦争」もしくは、「敵味方に分かれて戦い合うこと」です。
そして「値下げ合戦」と、「値下げ」と「合戦」が合わさった今回のフレーズは、「競合店や事業者同士で販売価格を下げて、消費者にアピールし合うこと」という意味になります。
「値下げ合戦」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「値下げ合戦」の使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズが使われる場面は、市場(しじょう)の動向や経済ニュースなどです。
「値下げ合戦が激化して、企業業績が悪化しつつある」や「値下げ合戦により、消費者にとっては嬉しい状況が生み出されている」などと使用されます。
肯定的な意味合いでも、否定的な意味合いでも使われるフレーズです。
「値下げ合戦」を使った例文や文章
「値下げ合戦」を使った例文や文章
上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『狭い市場に供給が増えると、値下げ合戦が始まる傾向がある』
・『大資本の企業だけが、値下げ合戦で生き残ることができます』
・『無益な値下げ合戦を避けるために、性能を向上させたいと思います』
「値下げ合戦」の類語や言い替え
「値下げ合戦」の類語や言い替え
「値下げ合戦」の類語表現としては、「価格競争」がまず思い浮かぶでしょう。
他にも「安値合戦」や「安値競争」という言葉もよく聞きます。
また、安売りを意味する「廉売」「れんばい」を使って、「廉売競争」や「廉売合戦」という表現も稀に見られます。
まとめ
まとめ
「値下げ合戦」とは、競争相手と価格を下げ合って争うことを意味しています。
肯定的な意味でも否定的な意味でも使用可能なフレーズです。