「態度」に関する表現は多岐にわたります。
「真摯に向き合う」という表現もそれに関するものであり、これより解説していきます。
「真摯に向き合う」とは?
「真摯に向き合う」とは?
「真摯」は「しんし」と読み、意味は「真面目」や「ひたむき」というものです。
「向き合う」は、そのままの意味であれば「正面と正面で相対(あいたい)する」ということですが、この場合は「取り組む」や「相手や物事に対応する」という意味合いでの使用です。
以上のことから、「真摯に向き合う」とは、「(人や物事に)真面目に取り組む」という意味のフレーズになります。
「真摯に向き合う」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「真摯に向き合う」の使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズが使われるのは、ある人物の人柄や組織の性質、態度や姿勢を褒める際です。
また、「真摯に向き合う」対象は、肯定的な物事から否定的な物事までかなり広くなっています。
個人であれば、「店長はどんなクレーマーにも真摯に向き合う」という使用例が考えられます。
組織であれば、「研究開発に真摯に向き合う」などと用います。
「真摯に向き合う」を使った例文や文章
「真摯に向き合う」を使った例文や文章
それでは上記の他の例文も挙げてみましょう。
・『失敗にも真摯に向き合うことは、あらゆる成功の秘訣です』
・『何事にも真摯に向き合う』
・『真摯に向き合う姿勢を評価する』
「真摯に向き合う」の類語や言い替え
「真摯に向き合う」の類語や言い替え
既に説明したように、「真摯」は「真面目」で言い替えられますが、他に「実直」や「誠実」なども候補になりますし、「本気」も文脈次第で言い替えとして成立します。
「向き合う」については、既出の「対応する」や「取り組む」での代用に加え、「対峙する」「たいじする」も適切な言い替え表現と言えるでしょう。
以上のことから、「実直に取り組む」や「誠実に対峙する」などが言い替えフレーズとして挙げられます。
まとめ
まとめ
「真摯に向き合う」とは、「(人や物事に)真面目に取り組む」という意味のフレーズです。
対象となる人や物事は、肯定的なものから否定的なものに至るまで、広範に及びます。