正しい意味を知っていると、自分の自信につながります。
「苦労をかける」の適切な使い方を見ていきましょう。
「苦労をかける」とは?
「苦労をかける」とは?
苦労をかけるは「くろうをかける」と読みます。
苦労とは骨を折ること、しんどい思いをすることをいいます。
また「かける」は「相手に、被害をこうむる」という意味合いで使われています。
迷惑をかけること、害を与えてしまうことが「苦労をかける」といえるでしょう。
「苦労をかける」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「苦労をかける」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「苦労をかける」は自分以外の誰かにお世話になったこと、あるいはこれからそうなる可能性がある時に使います。
一方で「苦労」には生活を切り詰めるという意味もあるので、経済的に裕福ではない暮らしを共にすることを「苦労をかける」ということもあります。
ひとつ屋根の下で一緒に暮らす、身内同士で使う表現です。
そのため親子間や、恋人同士、婚約者、夫婦などある程度の親密な関係で用いられています。
初対面の方には用いない言い方なので、心得ておきましょう。
「苦労をかける」を使った例文や文章
「苦労をかける」を使った例文や文章
・『女で1人で育ててくれた母には、苦労をかけました』
・『苦労をかけるかもしれませんが、よろしくお願いします』
「苦労をかける」の類語や言い替え
「苦労をかける」の類語や言い替え
似ている言い方に「迷惑をかける」があります。
「迷惑」は周りにいる人を不愉快にさせることをいいます。
そのため「嫌な思いをさせてしまい、ごめんなさい」と言いたい時に「ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と使います。
また言い替えの表現に「お辛い思いをさせ」や「お手を煩わせてしまい」があります。
「お手を煩わせてしまい」はビジネスの場でも使える、丁寧な言い方です。
相手を労う時の表現で「大変な思いをさせてごめんなさい」と伝えたい時に取り入れられています。
「お手を煩わせてしまい、申し訳ありません」と引用します。
まとめ
まとめ
「苦労をかける」をお伝えしました。
正しい例を知って、日常生活に役立てていきましょう。