曖昧な表現があると、自信を失ってしまうものです。
「要望が上がる」の正しい使い方を学んでいきましょう。
「要望が上がる」とは?
「要望が上がる」とは?
要望とはリクエスト、望みをいいます。
「上がる」は下から上に、持ち上がるイメージの表現です。
部下から上司に上げること、あるいは支店から本社に上がることをあらわします。
またお客様から本社に意見がくることもいいます。
「改善案が届く」「クレームがくる」、このような意味がある表現といえるでしょう。
「要望が上がる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「要望が上がる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
陳述書や意見書を上げる、このような意味合いがあるのが「要望が上がる」にあたります。
現状の体制を正しく直していくという雰囲気があるので、改善案を提出する時に用いられています。
一方で「要望が上がる」は、事務的な言い方です。
お客様を前にしては、少々ぶしつけな表現になってしまうため気を付けておきましょう。
例えば「顧客から要望が上がりました」だと冷たく聞こえてしまいますが「お客様から貴重なご意見をいただきました」とすると、誠実な言い方に聞こえます。
伝え方ひとつで印象も変わるので、心得ておくといいでしょう。
「要望が上がる」を使った例文や文章
「要望が上がる」を使った例文や文章
・『要望が上がったものから、商品化を進めております』
・『お客様から次のような、要望が上がっております』
「要望が上がる」の類語や言い替え
「要望が上がる」の類語や言い替え
似ている言い方に「声が上がる」があります。
大きな声を出すという意味があり、主に反対意見が出る時に使われています。
「政府の案に反対して、SNSでは大きな声が上がっています」と用います。
言い替えの表現に「ご意見を頂戴する」や「お客様のご意見を参考に」があります。
どちらも企業で使いやすい、丁寧な言い方です。
「株主の方から忌憚ないご意見を頂戴しました」や「お客様のご意見を参考に、商品開発を進めてまいります」と活用できます。
まとめ
まとめ
「要望が上がる」を解説しました。
正しい使い方を学んで、言葉の上級者を目指していきましょう。