「願います」とは？使い方や言い換えや用例など徹底解釈

言葉の末尾に「願います」を用いることがあります。

これは単純に言えば願っているの意味に捉えられますが、1種類だけの意味ではない表現です。

その意味や使い方などは、きちんと確かめてから使っていく必要があるでしょう。

「願います」とは?

人や物事などの状態がこうなって欲しいと、神仏に祈願していることを表します。

また相手に対し、こうして欲しいと頼むためにも使われる表現です。

「願います」の使い方や使われ方、使うときの注意点

ある人物の幸せや成長を祈っている気持ちを、伝える機会があるでしょう。

また人に何かの業務を、頼むような場面もあります。

そのような2種類の状況の中で、「願います」を使うことが可能です。

祈る意味で願いますを使う場合には、「回復するよう」などのように、基本的にポジティブな願望を伝えることが大切になります。

逆にネガティブなことを願うような用法は相応しくありません。

一方で頼む意味で願う場合には、相手に何をお願いするのか、明確に伝えることが大切です。

しかしこの表現は短くまとまっており、敬意がこもっていない表現です。

そのためお願いする意味で使う場合、公の場や目上相手ならば言い替えたほうが良いかも知れません。

「願います」を使った例文や文章

・『これから先方との関係が、もっと改善して行くことを願います』
・『依頼されていた資料が完成しましたので、ご確認を願います』

「願います」の類語や言い替え

「願っております」は、自分の希望が叶うように神仏に祈願することを、丁寧に述べる形です。

「祈っております」の場合も、願いが実現するように神仏に祈ることを表します。

「祈願いたします」についても、神仏に実現を願う意味の表現です。

「希望します」は、こうなれば良いと思うことを表します。

「お願い申し上げます」は、相手に行動を頼む時の、非常にうやうやしい表現となります。

「お願いいたします」は、お願いすることをへりくだって述べる表現です。

まとめ

何かの要素がこうなって欲しいと祈願していると伝えたり、こうして欲しいと人に頼む時、「願います」を使うことができるでしょう。

祈願している意味で伝える場合は、ポジティブな言葉と併せることが大切と言えます。

しかし敬意が足りないと考えるならば、「願っております」などの適切な形の言い換えを考えてみてください。