ここでは「頭の片隅に入れておく」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「頭の片隅に入れておく」とは?
「頭の片隅に入れておく」とは?
「頭の片隅に入れておく」は、そこまできちんと記憶しておくまでもないと思われる事柄に対し、一応覚えておくという意味で用いられます。
「それも頭の片隅に入れておくつもりだ」のような使い方になり、とりあえず覚えておくといった解釈になります。
よって、相手によっては失礼になってしまう場合があります。
それは、その程度にしか聞いていないという意味になってしまうためで、そういった場合には用いない方が無難です。
尚、「頭の片隅に入れておいて欲しい」などとすると、一応覚えておいて欲しいと言っている使い方になります。
「頭の片隅に入れておく」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「頭の片隅に入れておく」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「頭の片隅に入れておく」は、それを覚えておくとは言っていますが、先のように、あくまで一応という程度で用いる表現になります。
そのため、聞き流すのも悪いと思い、このように使うといった用い方になるため、語尾を丁寧にして、「頭の片隅に入れておきます」としたところで、表面上だけ丁寧になっているだけで、意味としてはそれほど大事だとは思っていないと伝えていることになってしまいます。
よって、基本的にはいい意味にはならないと考えるべき表現なので、特にビジネスシーンで用いる時には注意してください。
「頭の片隅に入れておく」を使った例文
「頭の片隅に入れておく」を使った例文
・『それもついでに頭の片隅に入れておくとします』
・『そちら頭の片隅に入れておくつもりではいます』
「頭の片隅に入れておく」の類語や言い替え
「頭の片隅に入れておく」の類語や言い替え
・『小耳に入れておく』
この表現も同様に、それほど大切だとは思っていないものの、一応覚えておくといった解釈になります。
「それについても小耳に入れておくとします」などと用いられ、ちょっとしたアドバイスなどに対してそのような使い方がよく見られますが、やはり上司や目上の人からのそれに対して用いるにはあまり向いていないので気をつけてください。
まとめ
まとめ
「頭の片隅に入れておく」は、一応聞いておくというニュアンスで用いる表現です。
そのため、相手いによってはあまり使うべきではなく、逆に「頭の片隅に入れておいて欲しい」とした時にも、一応聞いておいて欲しいという程度のことを対象に用います。