先輩から褒められて謙遜をするフレーズとしては、「先輩には及びません」がよく使われます。
しかしこの表現、先輩を立てるつもりが、傷つけることもあるかもしれません。
使い方や注意点などを確かめてみてください。
「先輩には及びません」とは?
「先輩には及びません」とは?
自分の先輩に対して、自分の力量がかなわないと謙遜しつつ、相手を立てるための表現です。
「先輩」は学問や地位や年齢が上、または同じ学校や職場で先に入った人を表します。
「先輩には及びません」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「先輩には及びません」の使い方や使われ方、使うときの注意点
良い成果が出るなどで、先輩や周囲から自分の技術や結果を褒められる機会があります。
その時に「先輩には及びません」を用いることが可能です。
これによって自分の力量や結果について謙遜をして、自分はまだまだ未熟者であるとのアピールをすることができます。
同時に先輩の力量を褒めて、立てる効果も得られるでしょう。
用いる場合は「まだまだ」などを前置きすることで、全く駄目なことを表現できます。
またこの表現に併せ、更に先輩の素晴らしさのアピールも可能です。
ただしこれは明らかに自分が先輩より劣っているか、同じ程度の技術や結果であることが条件となります。
先輩より明らかに優れた結果に対して「先輩には及びません」と言うと、逆に不快感を与えることもあるかも知れないので気をつけてください。
「先輩には及びません」を使った例文や文章
「先輩には及びません」を使った例文や文章
・『私の力量は全然先輩には及びませんので、今回は勘弁してください』
・『学生時代からあらゆる物事で、先輩には及びませんでした』
「先輩には及びません」の類語や言い替え
「先輩には及びません」の類語や言い替え
「先輩の足元にも及びません」は、力量や結果がまるで先輩の足より下のにあるかのように、へりくだって言う表現です。
「先輩にはかないません」は、先輩には匹敵しないことを表します。
「先輩には負けます」は、先輩に対しては勝つことができないとの意味です。
「◯◯さんには及びません」は、相手の名前を取り上げた上で、かなわないことを伝えています。
「◯◯(役職)には及びません」は、相手の役職を用いた上で、かなわないことを伝える表現です。
社長、部長、課長、リーダーなどが当てはまります。
まとめ
まとめ
褒められた時に謙遜しつつ相手を立てる表現が、「先輩には及びません」なのでした。
これによって自分は未熟者であるとアピールをできますが、使う上での条件を満たしていることが大切です。
明らかに先輩より自分のほうが凄過ぎるような場合は、使うことを避けたほうが無難でしょう。