身近なところで誰かの「応酬合戦」を見たことがあるでしょうか。
これは喧嘩は勿論、スポーツや議論など世の中の色々な場面で使われる表現です。
応酬合戦の意味や使い方などは、どのようなものかを確かめてみましょう。
「応酬合戦」とは?
「応酬合戦」とは?
両者ともに引き下がることもなく、何らかの種類のやりとりが何度も継続している状態を表す言葉です。
この場合の「応酬」の意味は、相手にやり返す、互いのやりとり、相手に返事を返すなどがあります。
「応酬合戦」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「応酬合戦」の使い方や使われ方、使うときの注意点
同僚と口論が続いたり、柔道で互いに技を仕掛け合ったり、メールのやり取りが止まらないなどの状況があります。
それについて「応酬合戦」と言い表すことが可能です。
応酬合戦は基本的に、応酬の継続や連続した状態を表しています。
そのため一回のやりとりだけでは、終わらない状態であることが条件です。
会話に用いる場合は、言葉、批判、悪口、暴力、技、贈り物、手紙など、その応酬合戦が一体何の種類であるかを明らかとするのが良いでしょう。
またその応酬合戦が続いているから「緊迫した状況だ」のように感想を述べたりもできます。
ただ実際に暴力的な応酬合戦になると周囲に迷惑になるので、その状況の回避や改善をしていくことも必要です。
「応酬合戦」を使った例文や文章
「応酬合戦」を使った例文や文章
・『また先輩方の悪口の応酬合戦が始まったので、早く帰りたいです』
・『メールの応酬合戦となったのですが、なかなか終わらせてくれません』
「応酬合戦」の類語や言い替え
「応酬合戦」の類語や言い替え
「応酬が続く」は、お互いのやり取りがずっと継続していることです。
「舌戦が続く」は、言い争いが継続していることを表します。
「仕返し合う」は、互いにやり返し合っている状況です。
「やられたらやり返す」は、相手から何かをされたので、同じことを返す意味ですが、ネガティブな状況に使われがちな表現となります。
「報復合戦」は、やられた攻撃をやり返すことを、互いに続けることです。
「戦闘状態」は、お互いに激しく戦っている様子、戦争を表しています。
まとめ
まとめ
両者が何かのやり取りを続ける状態について、「応酬合戦」と表現ができます。
継続性があることが条件となっていることは、忘れてはいけないポイントです。
またその応酬合戦がどんな種類ものであるかをはっきり示し、分かりやすい表現を目指してみてください。