当たり前であることを伝えるにあたっては、「もちろんのこと」との表現が使われることがあります。
これによって言葉を印象づける高価がありますが、その使い方は1つだけではありません。
その意味や使い方を確かめてみてください。
「もちろんのこと」とは?
「もちろんのこと」とは?
ある事柄の結論がすでに決まっていて、当たり前であることを相手に伝える時の表現です。
「勿論」は、論じる必要がないことを表します。
「もちろんのこと」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「もちろんのこと」の使い方や使われ方、使うときの注意点
日々業務をこなして行くことや、勉強することは当前であると、相手に伝えるような機会があります。
その時に「もちろんのこと」を用いることが適切です。
これによってその行動が、自分や相手にとって当たり前であると印象付けることができるでしょう。
話し言葉などに使う時には、「業務をこなす」のように、何をすることが勿論であるかを具体的とするのが良いです。
また「Aが出来るのは勿論、Bもできる」のように、他のことも可能であることを伝える上でも使うことができます。
これは平仮名の形になっていますが、文書にする場合は漢字で「勿論の事」とするのが良いです。
またより硬い印象とするなら、別の表現に言い替えることも考えてみてください。
「もちろんのこと」を使った例文や文章
「もちろんのこと」を使った例文や文章
・『この方は英語はもちろんのこと、ポルトガル語も話せるんです』
・『掃除をきっちりやるのは、もちろんのことではありませんか』
「もちろんのこと」の類語や言い替え
「もちろんのこと」の類語や言い替え
「当然のこと」は、物事をするのが当たり前であることを表しています。
「然(さ)ること」は、もっともであるとの意味です。
「言うまでもないこと」は、話に取り上げる必要はないとの意味になります。
「もっともなこと」は、当然であることを表す言い方です。
「自明のこと」は、詳しく説明するまでもないとの意味になります。
「説明するまでもない」としても、自明と同じ意味です。
「無論のこと」も、論じる必要がないという意味になります。
「勿論」だけを用いて、「もちろんのこと」と同じように使うことができるでしょう。
まとめ
まとめ
結論は決まっていて当前であることを表すのが、「もちろんのこと」なのでした。
何をすることが当然であるかを伝えたり、AだけでなくBまでも当然であると伝えることもできるでしょう。
硬い表現とするなら漢字表記にしてみたり、「自明のこと」などに言い替えることも考えてみてください。