心に思い描くことに関わる表現が、「想像に足る」です。
やや古風な印象を持つ言い回しなだけに、多少の問題が出ることもあるかも知れません。
想像に足るの意味や用法などを、見極めて行くことにしましょう。
「想像に足る」とは?
「想像に足る」とは?
実際では無いことや未経験である事柄について、心に思い描くことは十分にできることを意味しています。
「想像に足る」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「想像に足る」の使い方や使われ方、使うときの注意点
道路の交通状況に気をつけず飛び出してしまったら、車にひかれてしまう状況は十分想像できます。
そのように容易に想像ができる状況がある場合、「想像に足る」と言い表すことが可能です。
その際には「事故に遭うことは」のように、具体的に何を想像するに十分であるか、併せて述べるのが良いでしょう。
また足るの後には「ことです」のように、締めくくる表現が合わせられます。
「足る」は足りると同じ意味をもち、古風な表現であるために、公式的な場での言葉遣いにも相応しい表現です。
しかし日常会話のなかで「想像に足る」と言うと、古風なだけに違和感を覚えられるかも知れません。
場合によっては、別の表現に言い換えることも考えてみてください。
「想像に足る」を使った例文や文章
「想像に足る」を使った例文や文章
・『安全確認せず道路に飛び出したら、事故に遭うことは想像に足ることです』
・『能力が高いチームが最も成果を上げることは想像に足ることです』
「想像に足る」の類語や言い替え
「想像に足る」の類語や言い替え
「想像に足りる」は、標準的な形「足りる」で言い表しています。
「想像に難くない」は、思い描くことは簡単であるとの意味です。
「想像に容易い」としても、思い描くことは簡単なことを表せます。
「想像がつく」は、心に思い描くことができる状態です。
「想像するには十分」は、心に思い描くには不足がないことを意味しています。
「想定できる」の場合は、ある状態を仮定して考えることが可能であることです。
「予想がつく」は、未来について予め想像することができることを表しています。
まとめ
まとめ
未経験の事柄を心に思い描くことは十分可能と伝える時に、「想像に足る」を用いることができるのでした。
具体的に何が想像できるかを示すことが大切です。
古風な表現なので敬語にも含められますが、日常では使いづらいところがあります。
「想像がつく」など別の表現に言い換えるのもおすすめです。