「溜飲を上げる」とは?使い方や言い換えや用例など徹底解釈

ここでは「溜飲を上げる」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「溜飲を上げる」とは?

「溜飲を上げる」とは?

「溜飲を上げる」は、恐らく気持ちが落ち着いた、ほっとしたといったような意味で使っていると思われる表現ですが、実は誤用なので注意してください。

この「溜飲」は、喉の奥から込み上がってくるものといった意味で、それを「下げる」とすることで、気がかりだったことが解決した、怒りが収まったといったような意味になります。

つまり、本題は「溜飲を下げる」と使うべきで、「上げる」としたこちら表現は間違いです。

よって、そのような使い方はしないように注意してください。

「溜飲を上げる」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「溜飲を上げる」の使い方や使われ方、使うときの注意点

この「溜飲を上げる」は、先のように誤用になります。

「溜飲を下げる」とするのが正しい使い方になるので、以下そちらで統一します。

そちらは意味通りに、何かが解決してほっとしたといった時に、「悩みごとがやっと解決して、溜飲を下げることができた」のような使い方になります。

すごく言いたいことがあったが、それを言わずに済んだといった解釈にもなり、「溜飲を下げられた」といった形でもよく用いられています。

その他に「溜飲が収まった」と使われることがありますが、そちらも誤用になります。

「溜飲を下げる」を使った例文

「溜飲を下げる」を使った例文

・『やっと溜飲を下げることができてほっとしている』
・『それが達成できれば、溜飲を下げることにもなるだろう』

「溜飲を下げる」の類語や言い替え

「溜飲を下げる」の類語や言い替え

・『鬱憤を晴らす』
こちらも同様に、怒りを発散することができた、という意味になります。

「ようやく鬱憤を晴らすことができた」といったように同じように使われており、怒りが収まったといった時には「溜飲を下げる」よりも向いている表現になります。

「ようやく鬱憤を晴らせそうだ」のように使うこともでき、こちらも「晴らす」と使うのが通例で、「鬱憤を収める」などといった用い方は誤用になってしまいます。

まとめ

まとめ

「溜飲を下げる」は、込み上げるものを抑えることができた、という解釈で用いられます。

よって、怒りが収まった、または言いたいことがあったがそれを言わずに済んだなどという意味で用いられており、そうすることができた、そうなればそのようにできるだろう、といったような使い方でよく見聞きする表現です。

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