「理不尽な目に遭う」とは?使い方や言い換えや用例など徹底解釈

人生では様々な経験をするもので、その経験の表現の仕方も色々と考えられます。

今回はその中の「理不尽な目に遭う」というフレーズについて学んでみましょう。

「理不尽な目に遭う」とは?

「理不尽な目に遭う」とは?

「理不尽」「りふじん」と読みます。

意味は「道理に合わないこと」「筋が通らないこと」です。

一方で「目に遭う」とは、直訳すると「直接体験する」という意味ですが、概ね「酷い仕打ちを受ける」「大変な経験をする」という、否定的な意味合いで使用されます。

そもそも「遭う」自体にも、「好ましくないことに遭遇する」という意味があることは覚えておきましょう。

以上により、「理不尽な目に遭う」とは、「道理に合わない酷い経験をする」という意味になります。

「理不尽な目に遭う」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「理不尽な目に遭う」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「理不尽」という言葉には、堅く古めかしい印象がありますが、現代でも割と使用されている傾向が見られます。

「到底納得できないような筋が通らないこと」ということを、一語で簡潔に表現できるということがその理由となっています。

また、「目に遭う」も表現自体は堅いものの、「痛い目にあう」「酷い目に遭う」のように、現代でも頻繁に使用されるフレーズです。

つまり、「理不尽な目に遭う」というフレーズ全体も、目や耳にする頻度はかなりあり、文章中だけでなく会話の中でも使用されやすいフレーズと言えるでしょう。

災害などに遭うことにも使えないわけではありませんが、多くの場合、人間関係や組織の中での酷い経験や辛い経験に対して用いられる表現です。

具体的には、「会社の業績アップに貢献したにもかかわらず、昇進を見送られるという理不尽な目に遭う」「婚約していたのに一方的に破棄されるような理不尽な目に遭う」のような使い方をされます。

「理不尽な目に遭う」を使った例文や文章

「理不尽な目に遭う」を使った例文や文章

それでは他に考えられる使用例を挙げてみましょう。

・『理不尽な目に遭うことには慣れました』
・『約束を守った相手に裏切られるという理不尽な目に遭う』

「理不尽な目に遭う」の類語や言い換え表現

「理不尽な目に遭う」の類語や言い換え表現

「理不尽」の意味が「筋が通らない」であるとすれば、全く同じ意味で使われる「不条理」「ふじょうり」「不合理」「ふごうり」が類語による言い換えとして適切な言葉になります。

また「偏りがあって正当ではないこと」という意味の「不公正」も人間関係における「筋の通らないこと」では、十分に代用語として機能するでしょう。

一方、「目に遭う」の言い換え表現については、既出の「(酷い)経験をする」の他、人間関係や組織における待遇などについての「理不尽」であれば、「扱いを受ける」と言った表現による代用も可能です。

以上のことから、このフレーズの言い換え表現としては、「不条理な扱いを受ける」「不合理な経験をする」などが候補として挙げられます。

まとめ

まとめ

「理不尽な目に遭う」というフレーズは、人が道理に会わない経験をしたり、筋の通らない扱いを受けたりする場合に用いる表現です。

割と堅い印象のあるフレーズですが、現代でも会話や文中に関係なく、よく使われるフレーズです。

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