人の有り様を表現するフレーズは多々あります。
今回扱う「確固たる自信」というフレーズもそれに関わるものであり、これより解説いたします。
「確固たる自信」とは?
「確固たる自信」とは?
まずは「確固たる」について見ていきましょう。
読みは「かっこたる」で「かくこたる」ではありませんので要注意です。
原形は「何物にも動じない様子」や「しっかりと構えている様」を意味する「確固たり」という形容動詞で、「確固たる」は、続く名詞(体言)を修飾するための連体形になっています。
一方、「自信」は、言うまでもなく「自分の能力や才能、あるいは存在価値を信頼すること、信じること」という意味です。
よって、「確固たる自信」とは、「何物にも動じない確かな自信」という意味のフレーズになります。
「確固たる自信」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「確固たる自信」の使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、人が自信に溢れた様子であることを表現する際に用います。
具体的には、「彼は自分の決定に確固たる自信を持っているようだった」や「確固たる自信が表情にも表れていた」といった文章で使われることになります。
尚、「確固たる自信」は、あくまで当人の主観によるものであって、客観的にその自信に根拠があるかどうかは基本的に問われません。
「確固たる自信」を使った例文や文章
「確固たる自信」を使った例文や文章
それでは、他に考えられる使用例を以下に挙げてみましょう。
・『みなぎるほどの確固たる自信』
・『確固たる自信に満ち溢れていた』
・『彼が己を貫くのは、確固たる自信からだった』
「確固たる自信」の類語や言い換え
「確固たる自信」の類語や言い換え
「確固たる」の類語としては、シンプルに「確かな」や、「精神的にしっかりしている」という意味の「強固な」などがまず挙げられます。
他にも、「動じない」という意味の「揺るぎない」も、「自信」とセットでよく使われる表現ですので代用に向いています。
「自信」については、「自分を優れたものと信じ誇る」という意味の「自負」「じふ」で言い換え可能です。
以上により、「確かな自負」、「強固な自負」、「揺るぎない自負」などが、「確固たる自信」の言い換え候補となります。
まとめ
まとめ
「確固たる自信」とは、「何事にも動じない確かな自信」という意味です。
また、その自信に客観的な保証は特に必要ありません。