人と人との関係は生きる上で欠かすことができないものです。
今回の「確固たる関係」もそれに伴うものであり、これより解説いたします。
「確固たる関係」とは?
「確固たる関係」とは?
「確固たる」は「かっこたる」と読み、「かくこたる」ではないことに、まず気を付けなくてはなりません。
また、「確固たる」は、「動じることのない」や「どっしりとした」という意味の、「確固たり」という古い形容動詞の連体形です。
尚、連体形になっているのは、続く「関係」という名詞(体言)を修飾するためです。
一方で「関係」は、このフレーズの場合は「(人と人との)つながり」という意味をなしています。
よって、このフレーズの意味は、「何事にも動じない人と人とのつながり」となり、より適切に言い替えれば「簡単に切れることのない人と人とのつながり」になります。
「確固たる関係」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「確固たる関係」の使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、ある人と人とのつながりがとても強いことを表現するものです。
会話や口頭でも使用できますが、どちらかというとフォーマルな文章中で使われる傾向が見られます。
具体的には、「社長と副社長は創業から共に苦労を分かち合ってきたので、誰にも邪魔できない確固たる関係ができあがっている」といった形で使用されます。
また、基本的に「良い関係」を前提にした表現であり、その点は注意しましょう。
「確固たる関係」を使った例文や文章
「確固たる関係」を使った例文や文章
それでは、他に考えられる使用例を挙げてみたいと思います。
・『長年培ってきた信頼が、確固たる関係を築くことにつながった』
・『確固たる関係は一朝一夕には成立しない』
「確固たる関係」の類語や言い換え
「確固たる関係」の類語や言い換え
「確固たる」は、人間関係の場合には、「切っても切れない」や「強固な」または「深い」などで、ほぼ同じ意味を表すことができます。
また「関係」は、既出の「つながり」や「絆」「きずな」で代用可能です。
よって、このフレーズの言い換えとしては、「切っても切れないつながり」や「強固な絆」などの表現が候補となります。
まとめ
まとめ
「確固たる関係」とは、人と人との関係が強く、簡単に離れないことを表現したフレーズです。
基本的に「良い関係」であることを前提としています。