「背中を任せる」とは?使い方や言い換えや用例など徹底解釈

身体の部位を使った表現は日本語でも多く見られます。

今回はそのような表現の1つである「背中を任せる」というフレーズについて解説してみたいと思います。

「背中を任せる」とは?

「背中を任せる」とは?

「背中を任せる」というフレーズの意味は、「信頼して重要な仕事や役目を相手に任せる」ということです。

人間にとって背後は基本的に視界に入らないため、後ろから襲われれば大変危険な状況になってしまいます。

その、自分ではどうしようもない背後を人に任せるということは、それだけ信頼が厚い人物である必要があります。

そこから「信頼して重要な仕事などを相手に任せる」という意味になったのです。

「背中を任せる」の使い方や使われ方、使うときの注意点

「背中を任せる」の使い方や使われ方、使うときの注意点

例えば、自分が入院することになり、職場の同僚に仕事を引き継いでもらうことになったとしましょう。

同僚に「自分が入院している間、自分の仕事については君に背中を任せることにした」などと表現します。

つまり、「信頼している君だからこそ、仕事を任せられる」という意味です。

逆に誰にも任せられないような時には、「この作品を最後まで制作可能なのは自分だけなので、他人に背中を任せることはできない」などと表現します。

尚、「任せる」ということは、相手を評価するという前提がありますので、例え信頼している相手でも、目上の場合には使えないフレーズであることに注意してください。

「背中を任せる」を使った例文や文章

「背中を任せる」を使った例文や文章

それでは、上記以外に考えられる使用例を挙げてみましょう。

・『背中を任せる相手がいる人は幸せだ』
・『この件について、他人に背中を任せるつもりはない』

「背中を任せる」の類語や言い換え

「背中を任せる」の類語や言い換え

このフレーズの類似表現としては、同じく「背中」を使った「背中を預ける」というフレーズがまず挙げられます。

ほぼ同じ意味ですが、「自分の仕事を相手に継がせる」という「代替わり」の意味でも使用可能です。

他には、「よすがに(と)する」という表現でも言い換えができます。

「よすが」とは、漢字にすると「縁」であり、「心の拠り所」「頼りになる(人)」という意味です。

つまり「心の拠り所にするほど信頼している」という意味になります。

まとめ

まとめ

「背中を任せる」とは、大事な仕事などを信頼している人に任せるという意味のフレーズです。

目上の人には使えない表現である点に注意してください。

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