ここでは「聴きながら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「聴きながら」とは?
「聴きながら」とは?
「聴きながら」は、音楽の類いを聴いている状態で、という意味になる表現です。
「○○の曲を聴きながら作業をするといつもより捗る気がする」などと、その状態で何かをする、そうするのが好きだといったような使い方になり、誰かの話や会話といったものを対象にする場合には向いていません。
それは、こちらの「聴く」は音自体の変化に対して耳を傾けるという意味で用いられるためで、何かしらの曲、音楽に該当するものでない場合には、同音の「聞く」の方を使う方が合っています。
「聴きながら」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「聴きながら」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この「聴きながら」は、先のように、音楽が対象になるため、何かの曲に耳を傾けながら、という使い方になります。
それによってどうなるという色々な用い方をすることができ、「○○の曲を聴きながらだと、そちらに集中してしまうので作業が捗らない」のように使っても構わず、「あの歌手の曲を聴きながら、一緒に歌うのが好きだ」といったような用い方もよく見られます。
曲や音楽になるものを対象に「聞きながら」と用いても間違いにはなりませんが、「聴きながら」とするのが通例です。
「聴きながら」を使った例文
「聴きながら」を使った例文
・『大好きな○○の曲を聴きながら、時間になるのをずっと待っていた』
・『この作業は音楽を聴きながらだと、どうしても集中力を欠いてしまう』
「聴きながら」の類語や言い替え
「聴きながら」の類語や言い替え
・『流しながら』
音楽はこの「流す」と表現することができるので、「音楽を流しながら作業を行っている」といったように用いると、それを「聴きながら」と言っているのとよく似た意味で使うことができます。
ですが、それが流れてはいるものの、意識して耳を傾けている訳ではないので同じ解釈にはならず、こちらはあくまでそういう環境だという使い方をするための表現です。
まとめ
まとめ
「聴きながら」は、音楽を聴いている状態を表すために用いられます。
その状態で、という意味になり、何かしらの曲や音楽になるものを対象に、それに耳を傾けながらと使う表現になるため、人の話や会話に用いることはなく、そちらの場合には同音になる「聞きながら」の方を使ってください。