難しい表現があると、どのように調理すればいいか迷うことも。
「観念的なもの」の正しい意味と使い方を見ていきましょう。
「観念的なもの」とは?
「観念的なもの」とは?
この場合の「観念的」とは現実から離れて、仮想空間で考えていくことを指します。
また頭の中だけでグルグルと思い「そうだろうか」と考える状況を示しています。
「〜なもの」は「そのような形」をあらわす意味合いがあります。
そのため「非現実の世界で考えるように」というのが、こちらの文言の解釈になります。
「観念的なもの」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「観念的なもの」の使い方や使われ方、使うときの注意点
空想や妄想の世界で考えたこと、また実際に試さず頭の中だけで組み立てた理論を「観念的なもの」といいます。
事実やデータに乏しい考えをあらわしていて、どちらかと言うとネガティブに扱われています。
「もう少し根拠のある話をしてください」とお願いしたい時に使われています。
一方で人によっては「観念的なもの」という意味が抽象的すぎて、伝わらないことがあるかもしれません。
相手に伝わっていないと思ったら「図やグラフなどが少なく、イメージしにくい」や「分かりにくいので、もう少し具体的な根拠が欲しい」など言葉を補ってお願いするといいでしょう。
こちらは「理解している」と思っていても、相手によってはその3割しか発言の意図が分からないことも。
語彙力を増やしていき、コミュニケーションに活かしていきましょう。
「観念的なもの」を使った例文や文章
「観念的なもの」を使った例文や文章
・『君の考えはいつも、観念的なものになっているよ』
・『観念的なものから一度離れて、考えてみました』
「観念的なもの」の類語や言い替え
「観念的なもの」の類語や言い替え
似ている表現に「机上の空論」があります。
机の上で考えたこと、実際に検討していない内容を指しています。
理論としては正しいけれども、実証実験をしていないため、あまり役に立たない話をいいます。
「机上の空論だから、お話にならないよ」と使います。
言い替えの表現に「抽象的な考え方」や「非リアルの世界で考えたもの」や「現実から離れた考え」があります。
まとめ
まとめ
「観念的なもの」について解説しました。
気になる言葉を学んで、語彙力を鍛えていきましょう。