「身をもって」という表現を使うフレーズは幾つかパターンがあります。
今回はその中から、「身をもって学びました」というフレーズについて解説いたします。
「身をもって学びました」とは?
「身をもって学びました」とは?
まず「身をもって」の意味から説明したいと思います。
「身をもって」とは、「身を用いて」が直訳であり、一般的意味としては「自分自身(の身体)で」や「自分の体験や経験として」または「やっとのことで」というフレーズです。
このフレーズの場合は、「自分自身の体験として」という意味であり、フレーズ全体は「自分自身の体験や経験として学びました」という意味と捉えましょう。
「身をもって学びました」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「身をもって学びました」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「100の知識より1つの経験」や「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、自分自身で体験や経験することは、知識以上に人生における大きな財産や教訓として機能することが昔から知られています。
勿論皆さんも思い当たる節があることでしょう。
「身をもって学びました」も、そのような意味合いであり、経験から得たものは、表面だけの学びではなく、自身に深く刻み込まれるような学びとも言えるはずです。
また、単純な「体験による学習」を意味するだけでなく、「痛い目に遭って学ぶ」、つまり酷い結果がもたらされることで愚かな行動をしないようになるという、自戒的な意味で使用をされることもあります。
「身をもって学びました」を使った例文や文章
「身をもって学びました」を使った例文や文章
それでは、実際に使用され得る例文を挙げてみましょう。
・『信頼できる友が重要なことは、身をもって学びました』
・『わがままが身を滅ぼすことを、身をもって学びました』
「身をもって学びました」の類語や言い換え
「身をもって学びました」の類語や言い換え
このフレーズにおける「身をもって」の言い換えとしては、「(自分)自身の経験を通して」が挙げられます。
また、自戒的な意味では、「痛い目に遭って」でも良いでしょう。
「学びました」については、「学習しました」や「知りました」で代用できます。
以上のことから、このフレーズの言い換えとしては、「自身の経験を通して学習しました」や「痛い目に遭って知りました」などが考えられます。
まとめ
まとめ
「身をもって学びました」とは、「自分自身の経験から大切なことを深く学んだ」という意味を丁寧に表現したフレーズです。
「痛い目に遭って、それを教訓としました」という意味で使用されることもあります。