時に物を食べてもらう状況では、「味わっていただきます」とのフレーズが使われます。
しかしこの表現は食べることだけに限らない表現です。
その意味や使い方について詳しくご説明します。
「味わっていただきます」とは?
「味わっていただきます」とは?
食べ物を口にしてもらう状況や、恐怖や心地よさなど五感で体験してもらう状況が、これから起こることを相手に伝えるための表現です。
「味わっていただきます」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「味わっていただきます」の使い方や使われ方、使うときの注意点
誰かに美味しい料理を味わってもらいたい機会があります。
お化け屋敷で恐怖を感じてもらいたいと、思う場面もあるものです。
そのように五感で感じて欲しい状況について、「味わっていただきます」と言い表すことができます。
これによって、今からその出来事が起こることを伝える効果があるでしょう。
「味わう」は本来は美味しさや味覚を表しますが、楽しさ、嬉しさ、冷たさ、暖かさ、恐怖など五感に関わる事柄全般に用いることが可能です。
用いる時には「恐怖を」などと、何を味わってもらうかについて、はっきりさせるのが良いです。
それが明確でなければ、話が伝わりにくくなってしまいます。
またこれは食べ物について「味わいながら食べます」の意味にも使えますが、このような用法はあまりされないでしょう。
「味わっていただきます」を使った例文や文章
「味わっていただきます」を使った例文や文章
・『本日は地産の海幸山幸を生かしたディナーを味わっていただきます』
・『こちらのお化け屋敷にて、新感覚の恐怖を味わっていただきます』
「味わっていただきます」の類語や言い替え
「味わっていただきます」の類語や言い替え
「堪能していただきます」は、十分に味わって満足してもらうことについて、敬意を込めて言う表現です。
「ご堪能ください」としても、敬意を込めて十分味わい満足してもらうことを表します。
「体験していただきます」は、身をもって経験してもらうとの意味です。
「満喫していただきます」は、十分に飲み食いしてもらう、十分欲望を満たしてもらうことを表します。
「ご享受いただきます」は、受け取って自分のものとしてもらう、味わい楽しんでもらうことの意味です。
味わっての部分については、「お楽しみ」「ご笑味」「エンジョイして」などに言い換えることもできます。
まとめ
まとめ
料理に限らず五感で体験する瞬間が、これから起こると伝えるにあたり、「味わっていただきます」と言うことができます。
これによって様々な感覚を得ることをおすすめできますが、それが何の種類かはっきり伝えるのが良いです。
また「堪能」など別の表現についても考えてみてください。