「突き抜ける」とは意味や使い方、例文も解説

「突き抜ける」の解説

「突き抜ける」の解説

「突き抜ける」という言葉は、「モノを貫き通してその裏側にまで抜けること」「ある場所の向こう側にまで通り抜けること・一定の範囲を抜け出て向こう側に行くさま」を意味しています。

例えば、「針が生地の裏側に突き抜けて、危うく指を刺すところでした」「砂漠地帯をようやく突き抜けることができました」といった文章で使用することができます。

また「突き抜ける」という表現には、「常識・限界・上位者などを乗り越えていくさま」「世間の常識・人々の意見などに縛られずに個性を発揮すること」といった意味のニュアンスも込められています。

「突き抜ける」の使われ方

「突き抜ける」の使われ方

「突き抜ける」の使われ方は、「モノを貫き通してその裏側まで抜けること」「ある場所の向こう側にまで通り抜けること(ある範囲を通り抜けていくこと)」を意味して使うという使われ方になります。

例えば、「釘が木の板を突き抜けました」「この草原を突き抜けて進んでいくと目的地に着きます」といった文章で使われます。

また「突き抜ける」という言葉は、「世の中の常識や他人の目線にとらわれずに自分のやりたいことをやる、自分の個性をつらぬき通す」といった意味合いでも使われることがあります。

例えば、「彼はIT業界では、常識にとらわれない突き抜けた経営者として知られています」などの文章で使うことが可能です。

「突き抜ける」の例文

「突き抜ける」の例文

・『突き抜ける』を使用した例文を紹介します。

・『廃材を突き抜けた釘で手を怪我することがあるので、十分に気をつけて作業してください』
・『コンクリート製の頑丈な壁なので、日曜大工で使うようなカナヅチや手動の工具では突き抜くことができませんでした』
・『この森林地帯を突き抜けていくと、透明度が高いことで有名な美しい湖が姿を現します』
・『これからの変化の時代は、突き抜けた発想と行動力を持っている人材のほうが有利になっていくでしょう』
・『新興企業のトップマネージメントの業界では、変人と思われるような突き抜けた価値観や人生観を持っている経営者も多いのです』

「突き抜ける」の類語・言い換え表現

「突き抜ける」の類語・言い換え表現

「突き抜ける」の類語・言い換え表現として、「貫き通す(つらぬきとおす)・通り抜ける・擦りぬける・乗り越える・常識にとらわれない・我が道を行く」などがあります。

「突き抜ける」という表現は、「モノをつらぬき通して裏側にまで抜けるさま」「ある場所の向こう側にまで通り抜けること」「ある地点を擦りぬけて向こう側に出ること」を意味しています。

また「突き抜ける」の言葉には、「世の中の常識や他人の目線にとらわれずに我が道を突き進んでいく」といった意味合いも備わっています。

それらの意味合いから、「突き抜ける」と類似した意味を持っている類語・言い換え表現として、「貫き通す・通り抜ける・擦りぬける・乗り越える・常識にとらわれない・我が道を行く」を挙げられます。

「突き抜ける」の対義語

「突き抜ける」の対義語

「突き抜ける」の対義語として、「突き抜かない・途中で止まる・回り道する・人の目を遠慮する・常識に配慮する・世間体を気にする」などがあります。

「突き抜ける」のシンプルな対義語は、「モノを突き抜かない・(モノの裏側にまで抜けることなく)途中で止まる」になります。

「突き抜ける」の表現には「人々の目線や世間の常識にとらわれずに思い切った行動をする」の意味合いもあるので、それとは反対の意味を持つ言葉として「人の目を遠慮する・常識に配慮する・世間体を気にする」を想定することが可能です。

それらの意味合いから、「突き抜ける」と反対の意味を持っている対義語として、「突き抜かない・途中で止まる・回り道する・人の目を遠慮する・常識に配慮する・世間体を気にする」を挙げることができます。

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