「人生譚」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「人生譚」の意味を分かりやすく説明していきます。

気になる言葉をひも解いていきましょう。

「人生譚」とは?意味

「人生譚」とは?意味

人生譚とはその人の生き方や、考え方をつづった物語のこと。

成功や失敗、どちらにも触れたショートストーリーです。

人生の波乱万丈を描いた内容のものが多く、物語によっては豊臣秀吉や織田信長などの偉人があらわれることもあります。

過去や現在に生きている人の生き様が如実につたわってくるのが人生譚です。

もともと人生譚には「譚」という聞き慣れない漢字がふくまれています。

譚は「たん」と読みます。

ある人が話している姿を模した漢字で「物語、談話」をあらわしています。

そのため人生譚でドキュメンタリー系のヒューマンドラマ、ノンフィクション系の体験記をいいます。

ある人の人生を丸ごと、フォーカスした物語です。

「人生譚」の概要

「人生譚」の概要

人生譚という言葉がにわかに注目されるようになったのは「自分史」ブームです。

これまでの人生を振り返って自身の経験を、日記や書籍に直したものを自分史といいます。

自分史の面白さは、これまでどんな人生を歩んできたのか、文章に残しておけるという点です。

記憶の片隅にあったものを文書化していけるので、家族や友達にその内容を正確に伝えていけます。

戦争のときの記憶、海外留学したときの体験、田舎に移住したときの様子など、書く人によって自分史や人生譚は変わってきます。

自分史や人生譚があることで立場の違う人の生き方に、思いを寄せることができます。

ひとつの映画を見切ったような、充実した気持ちを味わえるのが自分史や人生譚です。

「人生譚」の言葉の使い方や使われ方

「人生譚」の言葉の使い方や使われ方

・『古本屋で偉人の人生譚を見つけた』
・『父の人生譚を聞きながら、酒を楽しんだ』
・『これまでの半生を、人生譚に書き留めた』

「人生譚」の類語や言いかえ

「人生譚」の類語や言いかえ

人生譚の関連語として、英雄譚や冒険譚もあります。

「譚」はストーリーという意味があるので、どちらもヒーローが活躍するコミカルな物語をさします。

ちなみに「~譚」という言い方はネットでとても流行っている言葉です。

「活躍譚」「日記譚」そして「武勇譚」という場合もあります。

アニメや創作小説の宣伝文句としてよく引用されています。

また同人誌のキャッチコピーにも利用されています。

旅行の日記、歴史のルポルタージュ、ドキュメンタリーや歴史小説、自分史など、あらゆる分野で用いられているのが人生譚です。

リズム感のある言葉なので、覚えておくととても便利です。

まとめ

まとめ

「人生譚」の意味と使い方をおさらいしました。

「人生譚」とは、実話のこと。

回想録や歴史小説、武勇伝をあらわします。

戦国武将の生き様をつづった小説もあれば、個人の人が書いた自分史、戦争記録もふくまれています。

「譚」には「物語」という意味があるので、これまでの生き方にスポットを当てた小説や話が人生譚といえます。

色々な人生譚にふれて、知識を膨らませてください。

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