「桃色吐息」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「桃色吐息」【ももいろといき】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「桃色吐息」とは?意味

「桃色吐息」とは?意味

1984年に発売した歌手の高橋真梨子が歌うバラードが「桃色吐息」【ももいろといき】と言います。

歌詞の一部が題名として使われたもので、大ヒットしたことで多くの人が知る曲となりました。

とくに、中高年に知られている言葉であり、女性の恋心を切なく歌う歌詞が気持ちをとらえる楽曲となっています。

大人の魅力と独特な歌い方、色っぽい艶がある女性歌手の歌声を聴いていると感情を揺さぶられる人は多く、歌詞を片手に涙する人も多かったのです。

この「桃色吐息」の桃色には淡いピンクに咲く桃の花の色を表し、男女が見せる恋愛模様の色情(しきじょう)という意味があります。

吐息にはそれまで張り詰めていた気持ちがふと途切れて気が緩んだとき出すため息を表す言葉です。

「桃色吐息」の概要

「桃色吐息」の概要

男性と女性が恋愛しているとき、相手のことを思ってふとため息をつく女性の様を表すのが「桃色吐息」であり、なかなか思うような付き合い方ができないためすれ違いが多いので、悩む気持ちを吐息として表すわけです。

反対に、愛する人のことを考えていると切なくなりますが、相手から愛されることへの喜びがため息となる嬉しい様を表すこともできます。

高橋真梨子のシングルとして世の中に出した10枚目であり、大ヒットしたため第35回のNHK紅白歌合戦に出場しました。

作詞家は康珍化(かんちんふぁ)で、アニメのタッチ、少年隊の君だけになど様々なヒット作を生み出した人が担当しているのも話題となっています。

「桃色吐息」の言葉の使い方や使われ方

「桃色吐息」の言葉の使い方や使われ方

愛する男性のことを思うたびため息をもらすとき「桃色の吐息が出てしまう」と言ってみたり、「淡い恋心を言葉で表すなら桃色吐息」と表します。

片思いしている女性の淡い恋心を表すときは「桃色吐息に酔いしれる」と自分の心情を表すことがあります。

対義語には「青息吐息」(あおいきといき)があり、苦しい状態であったり、がっかりすることがあったとき思わず出てしまう吐息を意味しています。

苦しさのあまり、困っている自分の様を表すときに使われている言葉であり、顔が青ざめているだけでなく「大息」(おおいき)を吐いている様に由来しており、がっかりした気持ちを表す四文熟語です。

「桃色吐息」を使った例文(使用例)

「桃色吐息」を使った例文(使用例)

・『大人の女性の妖艶な歌い方が一段と歌詞の魅力を引き出すのが桃色吐息である』
・『背徳的が漂う楽曲は、男女の恋愛感を桃色吐息の歌詞に表す』
・『50万枚のヒットをたたき出した桃色吐息は、令和にもカバーされて歌われている』
大人の女性の恋模様を描く歌詞を色っぽく歌い上げる歌手の姿も話題となりましたが、独特な言い回しで恋愛感を歌詞にしているところも人気があります。

最近は歌のお姉さんのはいだしょうこがカバーして話題を集め、また違う歌い方で歌い上げています。

まとめ

まとめ

恋愛感情を持つ女性が好きな人のことを考えると、淡いピンク色の吐息を漏らす様を「桃色吐息」と言います。

自分なりに恋愛する気持ちをうまく表せる言葉でもありますので、うまく自分の感情を色っぽく表したいときに使ってみるといいでしょう。

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