話し方に自信が持てるようになると、自分がもっと好きになります。
「聞き流す」の丁寧な日本語、落ちついた表現について学んでいきましょう。
「聞き流す」の敬語での表現
「聞き流す」の敬語での表現
あまり深追いして欲しくない時に、使いやすいのが「聞き流す」です。
「重要項目は後で詳しく解説しますので、サラッと聞き流してください」と省略する時に使われています。
ただこの言い方だけだと、不安に感じることも。
「聞き流す」の敬語らしい言い方は「後ほど詳しく解説いたしますので、ご放念ください」や「どうぞ、お読み捨てください」になります。
「ご放念」とは心に留めず受け流すこと、忘れることをいいます。
また「お読み捨て」とは重要な内容ではないので、送信したメールを保存しなくてもいいことを述べています。
「聞き流す」を敬語で言い換えた場合の注意点
「聞き流す」を敬語で言い換えた場合の注意点
「ご放念ください」や「お読み捨てください」はどちらも受け流して欲しい時にお伝えする言い方です。
便利な表現になりますが、毎回のやり取りで「ご放念ください」や「お読み捨てください」を繰り返してしまうと、何のための業務連絡なのか、相手も困惑する恐れがあります。
重要ではないこと、流してもいいことの例えなので、使うべきタイミングで正しく使っていきましょう。
「聞き流す」の尊敬語
「聞き流す」の尊敬語
さらに丁寧にお伝えしたい場合は「ご放念いただけますと幸いです」とお伝えします。
例えば送らなくてもいい資料を、誤って取引先の方に送付してしまった時に適用できます。
「今回のプロモーションとは無関係の資料でした。
恐れ入りますが、ご放念いただけますと幸いです」と用いていきます。
「聞き流す」の謙遜語
「聞き流す」の謙遜語
へりくだってお伝えしたい時は「誠に申し訳ございませんが」や「勝手ながら」とクッション言葉を前に付けて、お願いの文を加えていきます。
とくに誤送信など、こちらに非がある場合は丁重に頭を下げておきましょう。
まとめ
まとめ
「聞き流す」の丁寧な敬語について学びました。
色々な表現を知っていると、シーンに応じたベストな対応が取れます。
言葉の力を磨いて、得しましょう。