普段何気なく使っているフレーズを、さらに丁寧に直したいことがあります。
敬語に変換できるスキルを身につけて、語彙力の向上を図っていきましょう。
「許可いただく」の敬語での表現
「許可いただく」の敬語での表現
この場合の「許可」とは了承することを述べています。
行っても良いと、ゴーサインを出すことをいいます。
「許可いただく」の「いただく」は謙譲語の力があります。
さらに丁寧に直していくと「ご承諾いただけますか」や「ご許可をいただけますか」そして「許諾をいただけますか」あるいは「〇〇の申請をおこないましたので、ご確認いただけますでしょうか」になります。
いずれも上の方の了承を得たい時に用いられています。
「許可いただく」を敬語で言い換えた場合の使用例
「許可いただく」を敬語で言い換えた場合の使用例
例えばまとまった休みが取りたくて、上司に休日申請の連絡をおこなうことがあります。
このような場合は「お疲れさまです。
来月の中旬に有給休暇を取得したいと思っています。
つきましては以下の申請書にお目通しいただき、ご確認いただけますでしょうか」と引用します。
この場合は「ご許可」というストレートな言い方でなく「ご確認いただく」が代わりに用いられています。
「お目通し」は目上の方に提出書類を見てもらう時の言い方になります。
「許可いただく」の尊敬語
「許可いただく」の尊敬語
目上の方に申請書類のサインが欲しい時は「恐れ入ります。
ご承諾いただけるようでしたら、こちらの書類にサインをお願いいたします」と用います。
「ご承諾いただけるようでしたら」とまろやかな言い方に整えているので、感じ良く仕上がっています。
「許可いただく」の謙遜語
「許可いただく」の謙遜語
こちらが許可する場合は「〇〇の件につきまして、承諾させていただきます」や「承諾いたします」あるいは「承諾させていただきたく存じます」を取り入れます。
いずれも自分自身が納得して、許可を出す時に使われています。
まとめ
まとめ
「許可いただく」について解説しました。
許可にまつわるフレーズを知っていると、明るく業務に取り組めます。
敬語のスキルを上げていきましょう。