「いいえ」の敬語表現・使い方・使用例について解説していきます。
さらに「いいえ」の英語表現についても紹介しています。
「いいえ」の敬語での表現や使い方
「いいえ」の敬語での表現や使い方
「いいえ」とは、「相手の質問や誘いかけに対する拒否の返答」を意味している言葉です。
「いいえ」はそれだけではなく、「相手の謝罪および感謝の言葉に対して自分をへりくだった謙譲語的な用法」もあります。
例えば、「昨日は大変お世話になりまして感謝の言葉もございません」と相手から言われたときに、「いいえ、私のほうこそ親切にしていただいて助かりました」のような返事をすることができます。
また「いいえ」は「相手に気を遣わなくても大丈夫です」の意味を伝える言葉であるため、「いいえ」の敬語表現として「お気になさらず」や「お気遣いいただかなくても大丈夫でございます」などの尊敬語や謙譲語を挙げることができます。
「いいえ」を敬語で言い換えた場合の使用例
「いいえ」を敬語で言い換えた場合の使用例
「いいえ」を敬語で言い換えた場合の使用例として、以下のような例文を挙げることができます。
・『いいえ、私のほうこそ十分なご対応もできず申し訳ございません』
・『お気になさらなくても私はまったく不都合はございません』
・『お気遣いいただかなくても十分でございます』
「いいえ」は「相手の問いかけに対する拒否の返事」で使われることの多い言葉ですが、敬語に言い換えるときには「いいえの後の言葉を謙譲語や丁重語(謙譲語Ⅱ)などの敬語表現にするという方法」になります。
また「いいえ」には「相手の気遣いに対する謙遜した返事」の用法もあるため、「お気になさらなくても大丈夫でございます」や「お気遣いいただかなくても結構(十分)でございます」といった尊敬語と謙譲語を合わせた敬語に言い換えられます。
「いいえ」の英語での言い換え
「いいえ」の英語での言い換え
「いいえ」という言葉を英語で言い換えると、“No”(いいえ)や“No thanks”(いいえ、大丈夫です)、“Don’t worry”(お気遣いなく)などになります。
例えば、“Sorry for bumping into you”(ぶつかってしまってすみません)に対する謙遜した返事である“No, I’m sorry I didn’t look ahead carefully”(いいえ、こちらこそ前をよく見ていなくてすみません)のような英文で使うことができます。
まとめ
まとめ
この記事では「いいえ」の敬語表現やその使い方・使用例・英語について分かりやすく説明しました。
「いいえ」の敬語表現は「お気になさらず・お気遣いいただなくても大丈夫です・問題ございません」などになります。
「いいえ」の敬語の使い方・使用例・英語について調べたい人は参考にしてみてください。