「手前」の敬語表現とは?使い方や使用例など徹底解釈

「手前」の敬語表現・使い方・使用例について解説していきます。

さらに「手前」の英語表現についても紹介しています。

「手前」の敬語での表現や使い方

「手前」の敬語での表現や使い方

「手前」【てまえ】とは「自分を謙遜していう一人称・私」を意味している言葉です。

「手前ども」とすると「私ども・私たちをへりくだっていう言葉」になります。

「手前」には「目の前・自分の近く」といった意味合いもあります。

「手前」という言葉だけでも謙遜語としての意味合いがあるので敬語として使用することができます。

「手前」を他の言葉に言い換える場合には、「わたくし(私)・自分」になります。

「手前(手前ども)の勉強不足でご迷惑をお掛けして申し訳ございません」のような言い回しで使う使い方になります。

「手前・手前ども」「私(わたくし)・私ども(わたくしども)」の後に謙譲語・丁寧語を続けることで、より敬語としての敬意を強めることができるのです。

「手前勝手」「自分勝手」の意味となり、その後に謝罪および釈明の言葉を続ける敬語の使い方もあります。

「手前」を敬語で言い換えた場合の使用例

「手前」を敬語で言い換えた場合の使用例

「手前」を敬語で言い換えた場合の使用例として、以下のような例文を挙げることができます。

・『手前勝手な言い分であることは承知しておりますが、どうかご理解くださいますようお願い申し上げます』
・『私どもの商いの本質は、お買い上げくださったお客様に笑顔になっていただくことでございます』
・『手前の都合で申し訳ございませんが、土曜日・日曜日の電話対応はお受けいたしかねます』

「手前」「私・自分」の一人称をへりくだった表現なので、そのまま使って敬語を続ければ謙遜語の敬語として使うことができます。

「手前」を含む敬語表現で多いものとして、「手前勝手」「手前の都合」があります。

「手前勝手で申し訳ございません」「手前の都合で恐れ入ります」といった敬語で使われる使用例が多いのです。

「手前」の英語での言い換え

「手前」の英語での言い換え

「手前」という言葉を英語で言い換えると、“I”(手前・わたくし・自分)や“we”(手前ども・私ども)などになります。

例えば、“I’m sorry that it took so long due to my circumstances”(手前の都合で長くお時間がかかってしまい申し訳ございません)などの英語の文章で使うことができるのです。

まとめ

まとめ

この記事では「手前」の敬語表現やその使い方・使用例・英語について分かりやすく説明しました。

「手前」の敬語表現は「私(わたくし)・私ども(わたくしども)」「手前勝手・手前の都合の後に敬語を続ける方法」などになります。

「手前」の敬語の使い方・使用例・英語について知りたい人はチェックしてみてください。

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