「折角」の敬語表現とは?使い方や使用例など徹底解釈

「折角」の敬語表現・使い方・使用例について解説していきます。

さらに「折角」の英語表現についても紹介しています。

「折角」の敬語での表現や使い方

「折角」の敬語での表現や使い方

「折角」【せっかく】とは「わざわざ・労力をかけて」を意味している言葉です。

「折角」には「折角のチャンス」のように「めったにない良い機会」「都合の良い状況」といった意味合いもあります。

「折角」には直接の敬語表現はありません。

そのため、「折角」の後に「尊敬語・謙譲語・丁寧語・丁重語(謙譲語Ⅱ)の敬語」を続けることで敬語表現にすることができます。

「折角のご好意ですのでありがたく頂戴いたします」のように尊敬語と謙譲語を組み合わせた敬語として使う使い方があります。

「折角のご好意ですが今回は遠慮しておきます」のように相手の能動的なアプローチをお断りする場合の敬語表現としても使われます。

「折角」を敬語で言い換えた場合の使用例

「折角」を敬語で言い換えた場合の使用例

「折角」を敬語で言い換えた場合の使用例として、以下のような例文を挙げることができます。

・『折角遠いところからご訪問してくださったので、お話だけは伺いたいと思います』
・『折角のご提案ですが、私どものニーズと一致しない部分がございますので今回はお見送りさせていただきます』
・『○○様からの折角のお力添えを無駄にするような情けない結果になってしまい、誠に申し訳ございませんでした』

「折角」はそのまま敬語に言い換えることができないため、「折角」の後に内容に合わせた尊敬語や謙譲語、丁寧語を続けることで敬語表現にすることができます。

「折角ご訪問してくださった」は、「ご訪問」「してくださった」が尊敬語の敬語になっています。

「お話」は丁寧語・美化語、「伺いたいと思います」は謙譲語と丁寧語を組み合わせた言い回しです。

「私どものニーズと一致しない部分がございます」は丁重語(謙譲語Ⅱ)であり、「今回はお見送りさせていただきます」「お〜させていただく」で自分をへりくだる謙譲語となっています。

「折角」の英語での言い換え

「折角」の英語での言い換え

「折角」という言葉を英語で言い換えると、“because it’s a great opportunity”(折角なので・とても良い機会なので)や“even though〜”(せっかく〜したのに)、“thank you for your kindness”(折角のご好意)などになります。

例えば、“It’s a good opportunity, so I’ll buy you a meal”(折角の機会なので、お食事をご馳走いたします)などの英語の文章で使用することができるのです。

まとめ

まとめ

この記事では「折角」の敬語表現やその使い方・使用例・英語について分かりやすく説明しました。

「折角」の敬語表現は「折角の後に尊敬語や謙譲語の敬語を続けるやり方」などになります。

「折角」の敬語の使い方・使用例・英語について調べたい人はチェックしてみてください。

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