「とんちんかんな質問」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「とんちんかんな質問」とは?
「とんちんかんな質問」とは?
「とんちんかん」は「合理性がない、見当違いな様子」を示す言葉です。
漢字で表記することはありませんが「頓珍漢」と表記できます。
これは、鍛冶屋の音が語源にあると言われています。
「トン」、「チン」、「カン」という擬音が語源になっているのです。
鍛冶屋が鉄を打つ音は不揃いであり、突拍子のないタイミングで発生したりします。
そのような状態を表現したのが、「とんちんかん」という言葉なのです。
ここでは「とんちんかんな質問」としているので、「合理性がない、見当違いな質問」を意味して使用されているのです。
「とんちんかんな質問」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
「とんちんかんな質問」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
それでは「とんちんかんな質問」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが会議に参加していたとします。
そして議論の内容は非常にレベルの高いものでした。
そのため、あなたは内容についていけなかったのです。
しかし、どうしても把握しておきたい事項がありました。
そのため、あなたは参加者に質問することにしたのです。
このような場合には「とんちんかんな質問でしたら申し訳ないのですが」と、質問を切り出すとよいでしょう。
これにより、自分が見当はずれなことを言うかもしれないと、参加者に「前置き」できるのです。
この言葉を使用する場合、カジュアルな表現であることに注意しましょう。
使用する場面によっては、「的外れ」や「見当違いな」などのフォーマルな言葉に言いかえて使用することをおすすめします。
「とんちんかんな質問」を使った例文
「とんちんかんな質問」を使った例文
ここでは「とんちんかんな質問」を使った例文を挙げていきます。
例文からも分かる通り、文章全体がカジュアルな印象になってしまいます。
・『とんちんかんな質問でしたら申し訳ございません』
・『このようなとんちんかんな質問で申し訳ございません』
・『とんちんかんな質問だったようです』
「とんちんかんな質問」の類語と敬語での言いかえ
「とんちんかんな質問」の類語と敬語での言いかえ
それでは「とんちんかんな質問」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「とんちんかんな質問」の類似表現
「とんちんかんな質問」の類似表現
「とんちんかんな質問」の類似表現には、「的外れな質問」や「見当違いな質問」が挙げられます。
フォーマルな場面では言いかえて使用するとよいでしょう。
「とんちんかんな質問」の敬語表現
「とんちんかんな質問」の敬語表現
「とんちんかんな質問」を敬語表現にすることはできません。
ただし、「質問」を丁寧な言葉にすることは可能です。
たとえば、「とんちんかんなご質問」のように表現できるのです。
まとめ
まとめ
このように「とんちんかんな質問」は、的外れな質問を上手に言いかえた言葉です。
カジュアルな言葉なので、状況に応じて言いかえて使用することをおすすめします。