この記事では「配る」の敬語での言い方や使い方を解説します。
「配る」の敬語での表現
「配る」の敬語での表現
「お配りいたします」「配布いたします」などとなります。
「お〜いたします」は謙譲の意を表します。
動詞の連用形に「お」をつけて、その後に「いたします」を続けると、謙譲の意になり、その事柄が及ぶ相手を敬います。
「配り」が「配る」の連用形です。
「いたす」は「する」の謙譲語で、自分側の行為を低めて表現して、相手を敬います。
「配る」を敬語で言い換えた場合の使用例
「配る」を敬語で言い換えた場合の使用例
『会場で配布いたします』
「配る」を敬語で言い換えた場合の使い方
「配る」を敬語で言い換えた場合の使い方
何かをそれぞれに行き渡るようにするときに用います。
これからその行為をしますと知らせるために用いるものです。
催し物の会場で何かを渡すときのことで説明をします。
この催し物は、あるキャラクターに関係するものです。
訪れる人の多くは、このキャラクターが好きな人たちです。
会場にやってきたら、主催者側からその人たちにキャラクターグッズを渡す考えでいます。
グッズを渡せば来場者が喜んでくれるだろうと思ってのことです。
このことを事前に伝えておきます。
その際に「会場で配布いたします」といった使い方をします。
それぞれに行き渡るようにするときに用いる言葉なので、特定の一人だけに何かを渡すときには用いません。
一人に渡すときは「お渡しいたします」といった表現をします。
多くの人に行き渡るようにするときも「お渡しいたします」は使えます。
数量限定であるときも、このような表現が使われます。
数量限定だと用意している数がなくなれば、配布は終わります。
それが欲しかった人は残念な思いをするでしょう。
事前に伝えておけば、なくなる前に手に入れようとするはずです。
前もって伝えておけば手に入れるための行動ができ、残念な思いをさせにくくなるのです。
まとめ
まとめ
この言葉は、何かをそれぞれに行き渡るようにするときに用いるものです。
「いたします」を使うと敬意を込めた表現になります。
世間一般に向かって伝えるときやビジネスの場では、そういった表現にするとよいでしょう。