二人の人物について一緒に言い表すような場合には、「両者」という言葉が使われます。
これは敬語では、幾つかの言い替え表現が可能です。
両者の用例や、使い方についてを確かめてみましょう。
「両者」の敬語での表現
「両者」の敬語での表現
「ご両者」の場合は、「ご」を付けることで、関係する二人について敬意を込めた言い方です。
「ご両名」としても、ご両者と同じように関係ある二人を敬意を込めて言う意味になります。
「お二方」は、関係ある二人について、敬意を込めて呼ぶ表現です。
「お二人」は、関係ある二人について、敬意を込めつつもカジュアルな印象をもたせた表現となります。
いずれについても「ご両者さま」のように、敬称の「さま」を付けて、ますます丁重に言うことも可能です。
「両者」を敬語で言い換えた場合の使用例
「両者」を敬語で言い換えた場合の使用例
「それでは離れのお部屋の方に、ご両者さまをご案内いたします」
「明日お二方は、町内の観光や買い物をするとお伺いしております」
3. 「両者」を敬語で言い換えた場合の使い方
単純に「両者」と言えば二人の人物についてそっけなく言い表している印象ですが、「お二方」「ご両者」などのように尊敬語の「お」「ご」を付けることによって、相手に対して敬意を込めた言葉に変えることができます。
特に顧客の接客対応の中で、よく使われがちな表現です。
用いるときには「観光をする」のようにその両者が何をするかを取り上げたり、また両者に対して何をするか伝えたり、注意するなどの用法ができるでしょう。
その際には場所や日時などの情報も含めて、わかり易い表現になります。
両者を格別に敬って言うなら、「さま(様)」を付けることが良いです。
ただし「お二人」と表現をする場合には、他の言い替え表現よりもカジュアルな印象が強くなって来るので、使う場合は気をつけてください。
まとめ
まとめ
両者についての言い替え表現としては、お二方やご両名など、幾つか存在していました。
用いる場合には「さま」を付けることによって、より丁重な形にできるでしょう。
敬語の適切な形に言い替えることにより、二人への対応に役立ててみてください。