「免除する」の丁寧な言い方をご存じでしょうか。
この記事では、「免除する」の敬語での表現や使用方法について解説していきます。
「免除する」の敬語での表現や使い方
「免除する」の敬語での表現や使い方
「免除する」は「めんじょする」と読む言葉で、「本来行うべき義務や役目、負担などを無いものと見なすこと」を意味します。
「免除する」を敬語で表現する際は、「免除します」もしくは「免除いたします」というフレーズを用います。
「免除します」は「免除する」の「する」を丁寧語である「します」に変更した言葉で、「免除する」を丁寧に伝えたい場合に使用します。
一方、「免除いたします」は「免除する」の「する」を謙譲語である「いたします」に換えた言葉です。
謙譲語は話し手がへりくだることで相手への敬意を示す語であるため、「免除します」よりもさらに丁寧な言い方になります。
また、「他者が免除する」ことを伝える際は、「する」の尊敬語にあたる「なさる」を用いて「免除なさる」のように表します。
「免除する」を敬語で言い換えた場合の使用例
「免除する」を敬語で言い換えた場合の使用例
「免除する」の敬語表現は、義務や役目、負担などを無くしたり解除したりする場面で使用します。
話し手が免除するケース、話し手以外の第三者が免除するケースで表現方法が異なりますので注意しましょう。
・『追試験を免除します』
・『保険料の支払いを免除いたします』
・『学長は優秀な生徒の授業料を免除なさるようだ』
「免除する」の英語での言い換え
「免除する」の英語での言い換え
「免除する」を英語で言い換える場合は、“exempt”という単語を用います。
“exempt”は「責任や義務などから免除する」という意味を持つ単語で、“We will exempt your payment for your rent”(我々は家賃の支払いを免除します)のように使用します。
また、「免除する」の直訳ではありませんが、「権利などを放棄する」ことを示す“waive”も状況によっては「免除する」と同等の意味合いで使用できます。
“waive”の使い方としては、“The university decided to waive the tuition fees for students with good grades”(大学は成績優秀な学生の授業料を免除することを決定した)といった例があります。
まとめ
まとめ
「免除する」の敬語表現は「免除します」や「免除いたします」「免除なさる」などになります。
各フレーズの使用例もチェックして、場面に応じて使い分けましょう。
ぜひ敬語表現を使いこなす参考にしてください。