物語に関する話題で登場する言葉「メリバ」とは何を指すのでしょうか。
今回は、「メリバ」の意味と関連用語について解説します。
「メリバ」とは?意味
「メリバ」とは?意味
「メリバ」とは、「メリーバッドエンド」の略で「主人公にとっては幸福な結末だがお話全体や他の登場人物にとっては不幸な結末で終わる物語の終わり方」を意味する言葉です。
「メリバ」の概要
「メリバ」の概要
「メリーバッドエンド」の「メリー」は「メリークリスマス」など祝福の意味で使われる言葉ですが、「バッドエンド」は不幸な結末を意味します。
相反するふたつの意味からなる「メリバ」は解釈の分かれる物語の結末に対して使われます。
脱出に成功した主人公は幸せを手に入れたが地球は滅んでしまった、というお話は主人公視点で見ればハッピーエンドですがその他の途上人物や物語全体を客観的に見ている読者からすると不幸に終わるバッドエンドです。
このような「ある人にとってはハッピーエンドだが受け取り方によってはバッドエンドとも解釈できる物語の結末」が「メリバ」です。
「メリバ」の言葉の使い方や使われ方
「メリバ」の言葉の使い方や使われ方
・『メリバ出終わる物語は後味が良くない』
・『安易なメリバに逃げる作者や信用出来ない』
「メリバ」の類語や言いかえ
「メリバ」の類語や言いかえ
・ビターエンド
「幸福とも不幸とも言えない後味の悪さが残る物語の結末」を意味する言葉です。
敵は倒したが大切な人は死んでしまった、など大団円で終わらない痛みを伴う終わり方を指します。
まとめ
まとめ
「メリバ」は古今東西の物語で見られる類型のひとつです。
一時期大ブームになり似たような作品が量産されましたが、類型をどのように使いこなすかで作者の力量が問われます。
作品に取り入れるなら上手く組み込んでありきたりにならないように工夫しましょう。