「アンダークラブ」とは?意味や特徴や概要、言葉の使い方など分かりやすく解釈(ゴルフ用語)

ゴルフのクラブ選択で使われる専門用語として「アンダークラブ」という言葉があります。

あまり耳にしない言葉ですがいったいどのような意味なのでしょうか。

今回は、「アンダークラブ」の意味と関連用語について解説します。

「アンダークラブ」とは?意味

「アンダークラブ」とは?意味

「アンダークラブ」とは、「残りの距離に対し飛距離の足りないクラブを選んでしまうこと」を意味する言葉です。

「アンダークラブ」の概要

「アンダークラブ」の概要

「飛ばしたい距離に対し飛ばせると期待できる距離が足りない短すぎるクラブ」を指して「アンダークラブ」と表現します。

必要な飛距離に対してクラブの能力が下回っていることに由来する表現で、一般的にはクラブの選択を間違えているときに使われます。

ゴルフクラブというのは基本的にシャフトが短い飛距離が出ないクラブほど大きい番手が割り振られています。

3番アイアンのほうが5番アイアンのほうが期待できる飛距離が長く、5番アイアンよりも6番アイアンのほうが期待できる飛距離は短く作られています。

「アンダークラブ」というのは5番アイアンで打つべき距離のショットで6番や7番など飛距離の短いクラブを選ん振ことを意味します。

その状態でショットすれば当然飛距離が足りずショートすることになります。

なぜピッタリの飛距離を飛ばせるクラブを選べない「アンダークラブ」が発生してしまうのか。

理由はいくつか考えられますが大きな理由としては「クラブの打ちやすさ」が主な原因です。

ゴルフクラブはシャフトが短く軽いクラブほど飛距離は出なくなりますが飛距離と引き換えにクラブの扱いやすさは高まります。

ゴルフプレイヤーは根底に流れる考えとして「ミスをしたくない」という気持ちを無意識のうちに強く抱いています。

そのような無意識のミスを避けたい気持ちが影響してしまい本人も自覚せずついつい「アンダークラブ」を選んでしまう、という流れが考えられます。

「アンダークラブ」が発生しやすいのは「アゲインスト」のときです。

アゲインストとは向かい風のことで打球が空中で押し返されてしまうため本来期待できるクラブ性能に比べて飛距離が短くなってしまいます。

そのようなアゲインストな状況下では距離にピッタリのクラブを選択すると「アンダークラブ」になってしまうので本来の選択よりも番手の若い飛距離の出るクラブを選択する必要があります。

「アンダークラブ」を避けるにはクラブ選択を漫然と行わずきちんと残り距離とクラブ性能を比べることが重要です。

微妙な距離のショットではいったん気持ちを落ち着けてもう一度コースとクラブを確認してから選ぶと「アンダークラブ」を防げます。

「アンダークラブ」の言葉の使い方や使われ方

「アンダークラブ」の言葉の使い方や使われ方

・『アンダークラブしてしまいグリーンに届かなかった』
・『ついつい打ちやすいクラブを選んでしまうのでアンダークラブをやりがちだ』
・『アンダークラブを物ともせず力任せで距離を稼ぐ』
・『6番ホールのアンダークラブが痛恨のミスだった』

「アンダークラブ」の関連語

「アンダークラブ」の関連語

・オーバークラブ
「残りの距離に対し飛距離が長過ぎるクラブを選んでしまうこと」を意味するゴルフ用語です。

「アンダークラブ」が距離不足なのに対し、こちらは距離が出すぎてしまう選択ミスを意味します。

・アンダースペック
「期待するスイングに対してクラブのスペックが下回っていること」という意味のゴルフ用語です。

「アンダークラブ」とはほとんど同じ意味で使われます。

まとめ

まとめ

「アンダークラブ」は初心者だけではなくプロでもよく見る基本的なミスです。

自分の持つスイング能力とクラブ性能を正しく認識して適切なクラブを選べるようになりましょう。

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