「動かせる障害物」とは?意味や特徴や概要、言葉の使い方など分かりやすく解釈(ゴルフ用語)

ゴルフのルールブックには「動かせる障害物」という言葉が登場します。

特定の物体を指しているこの言葉、具体的には何を指しているのでしょうか。

今回は、「動かせる障害物」の意味と関連用語について解説します。

「動かせる障害物」とは?意味

「動かせる障害物」とは?意味

「動かせる障害物」とは、「ゴルフコースに存在する障害物のうちルールに基づいて移動させられると認められているもの」を指すゴルフ用語です。

「動かせる障害物」の概要

「動かせる障害物」の概要

ゴルフはコース上の障害物をかいくぐりより少ない打数でボールをカップに入れることを競うスポーツです。

コースのありのままを受け入れるのがゴルフの基本的な理念で、自然にあるものや形状などをどのように攻略するかがプレイヤーの力量の見せ所になります。

コース上に存在する障害物は基本的に移動が認められません。

コース上に植えられている樹木や草木、岩や砂地などの障害物を移動させるのはルール違反でありペナルティが与えられます。

障害物は自然物でも人工物でも区別されることなく全て等しく扱います。

コースに存在する障害物のうち「例外的にルールで移動が認められているもの」を指すゴルフ用語が「動かせる障害物」です。

ルールブックでは「バンカーをならすために置かれている用具や放置された傘、飛来して地面に落ちているビニール袋や空き缶など地面に固定されていない人工物」などを「動かせる障害物」としています。

おおまかに説明すると「コース設営者によってコース上に固定されていない人工物」「動かせる障害物」に当たります。

打ち付けられたくいや結んであるロープなどはコース設営者により設置されたものであり「動かせる障害物」には当たりません。

「動かせる障害物」についてはコース上のどこであってもプレイヤーは罰なしに移動させることが認められています。

打ったボールがたまたま落ちていた空き缶にあたってしまった場合、次のショットの妨げになるようであれば空き缶を取り除いてから打つことができます。

「動かせる障害物」を移動させる時に意図せずボールが動いてしまっても罰は与えられません。

例えば空き缶をどかしたらボールが支えを失って転がってしまったとしても意図的ではないので罰は与えられず、元の位置にボールをリプレースしてプレーが続行されます。

「動かせる障害物」の言葉の使い方や使われ方

「動かせる障害物」の言葉の使い方や使われ方

・『動かせる障害物をどかしてショットした』
・『台風の翌日はコース上に動かせる障害物が落ちている可能性が高い』
・『動かせる障害物可動化判断できかねるので審判員に確認する』
・『煙草の吸殻も動かせる障害物に該当する』

「動かせる障害物」の関連語

「動かせる障害物」の関連語

・動かない障害物
「ゴルフコース上にもともと存在し動かすことが認められない障害物」を意味するゴルフ用語です。

ゴルフコースの一部と認められる障害物を指す言葉で樹木や草木、打ち込まれた杭や結んだロープなどが該当します。

・ルースインペディメント
「ゴルフコース上に存在する動かせる自然物」を意味するゴルフ用語です。

落ち葉や枯れ草、虫の死骸や動物のフンなどが該当します。

ペナルティやリプレースの扱いに関しては「動かせる障害物」と同様です。

まとめ

まとめ

「動かせる障害物」はゴルフプレーに大きく影響する重要なルールです。

判断がつかないときは自分一人で決めつけず審判員や動向のプレイヤーに相談しましょう。

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