この記事では、「ぎすぎす」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ぎすぎす」とは?意味
「ぎすぎす」とは?意味
痩せて貧相に見えるさま、冷たく堅苦しい雰囲気。
「ぎすぎす」の概要
「ぎすぎす」の概要
「ぎすぎす」は、痩せていて体つきが貧相に見えるさま、あるいは、冷たく堅苦しい雰囲気、愛想がなくそっけないさまを表す言葉です。
「ぎすぎす」の語源は、丸みに欠けて角張っている様子を表す「ぎつぎつ」という擬態語にあるといわれます。
また、もの同士が触れ合う時に摩擦が生じる音を「ぎすぎす」と呼んで、ものや人同士の関係が円滑ではない様子を例えるときに使われるようになったという説もあります。
「ぎすぎす」は、ふくよかさや親しみやすさが感じられない状況を指しており、良い意味で使われることはありません。
「ぎすぎす」の言葉の使い方や使われ方
「ぎすぎす」の言葉の使い方や使われ方
「ぎすぎす」は「する」を接続して「ぎすぎすする(した)」と動詞化した使い方をします。
痩せすぎて貧相な体付きを形容するとき、人間関係が円滑ではなく、堅苦しさや気まずさを伴う雰囲気、性格が冷たく愛想がないさまを表すときに「ぎすぎすした」を用います。
「ぎすぎす」を使った例文は以下のとおりです。
・『ぎすぎすして見えるのは健康的ではないので、もう少し太ったほうが良い』
・『職場にぎすぎすした空気が漂い、居心地が悪い』
・『上司はぎすぎすしていて相談がしにくい』
「ぎすぎす」の類語や言いかえ
「ぎすぎす」の類語や言いかえ
痩せて体つきが貧相な様子は「がりがり」「げっそり」と言い換えることができます。
また人間関係が円滑ではなく気まずい空気が漂うさまは「ぎくしゃく」「とげとげしい」などと言い換えても同じニュアンスが伝わるでしょう。
無愛想で冷たい性格は「そっけない」「つれない」などと言い換えることができます。
まとめ
まとめ
「ぎすぎす」は「丸みややわらかさが足りない」「ものとものの間に摩擦が生じる」といったニュアンスを持つオノマトペです。
良い意味は持たないので、人に対して使うときは失礼にあたらないよう注意しましょう。