「時節柄ご自愛ください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

この記事では、「時節柄ご自愛ください」について、詳しく説明していきます。

「時節柄ご自愛ください」とは?

「時節柄ご自愛ください」とは?

「じせつがらごじあいください」と読み、このようなときなので、あなた自身の身体を大事にしてくださいという意味になります。

「時節」には、大きく分けると二つの意味があり、季節や時間、時期などのことをあらわす場合と、世の中の情勢、時代の風潮、良い機会など、時間でははかれないことをあらわす場合があります。

「柄」は、名詞に付けたものに相応して、その性質や品格などを表します。

例えば、「土地柄」「仕事柄」などです。

「時節柄」と言ったときには、季節などや世の中の情勢にふさわしいことという意味になります。

「自愛」は、自分自身を大切にすることという意味があります。

それに、接頭辞の「ご」を付けて、行為の主体を立てています。

よって、「時節柄ご自愛ください」は、「このような季節や情勢なので、自分自身を大切になさってください」という意味になります。

「時節柄」は、特に決まった時期を表している言葉ではないので、いつでも使えます。

また、世の中が物騒になっているときや、景気の悪い時などに使うこともよくあります。

「時節柄ご自愛ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「時節柄ご自愛ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

手紙やメールなどで使うことが多くなります。

敬語表現なので、目上の人や取引先などに使うことが出来ます。

より、丁寧な文章にしたい場合には、「くれぐれも」などをご自愛の前につけると、大切にして欲しい気持ちが伝わります。

「ご自愛」に身体を大切にしてくださいという意味があるので、「お身体にご自愛ください」などと書いた場合には、二度書いたことになってしまいます。

「体に気をつけて」という意味なので、今、重病にかかって苦しんでいる人には相応しくない場合があります。

「時節柄」のかわりに、季節や世の中の流れについて具体的に書く事も出来ます。

「時節柄ご自愛ください」を使った例文

「時節柄ご自愛ください」を使った例文

・『時節柄ご自愛くださいと書いて、手紙を締めくくりました』
・『時節柄ご自愛のほど、心よりお祈り申し上げます』
・『時節柄どうぞご自愛ください。書中にて失礼ではございますが、ご挨拶申し上げます』

「時節柄ご自愛ください」の返答や返信例

「時節柄ご自愛ください」の返答や返信例

かなり丁寧な文章なので、こちらもそれなりに丁寧に返す必要があります。

「体に気をつけて」という挨拶なので、そのことに対しては返事が必要ないこともあります。

もし、同じように返事をするなら、「~様もお体に気をつけてください」「ご健康をお祈り申し上げます」などになります。

まとめ

まとめ

「時節柄ご自愛ください」は、どんな季節の時にも使え、また、世の中の流れについて言うことも出来るので、便利な言葉です。

「ご自愛ください」によって、相手の健康を気遣うことも出来ます。

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