「異常なコース状態」とは?意味や特徴や概要、言葉の使い方など分かりやすく解釈(ゴルフ用語)

ゴルフコースの状態を表す用語に「異常なコース状態」という表現があります。

ルールブックにも明記されているこの言葉、いったいどのようなコース状態を指しているのでしょうか。

今回は、「異常なコース状態」の意味と関連用語について解説します。

「異常なコース状態」とは?意味

「異常なコース状態」とは?意味

「異常なコース状態」とは、「ゴルフコースにおける一時的な水、修理地、動物の穴、動かせない障害物」を指す言葉です。

「異常なコース状態」の概要

「異常なコース状態」の概要

「異常なコース状態」とは、コースが正常ではなくプレーに支障をきたすような状態になっていることを指す言葉です。

「異常なコース状態」についてはルールによって明確に定義されており「一時的な水」「修理地」「動物の穴」「動かせない障害物」の4種類の状態によってプレー困難な事態になっている状態を意味します。

ゴルフはコース上をありのままでプレーするのが基本のスポーツですがいくつかの例外が設けられています。

「異常なコース状態」漏れ以外のひとつで、そのままではプレー継続が困難であることから特別に救済措置を受けることが認められます。

具体的には「ボールが異常なコース状態に接しているもしくはその中にある」「異常なコース状態によりスイングやスタンスが妨げられている」「グリーン上においてプレーするライン上に異常なコース状態がある」ときにペナルティ無しでの救済が受けられます。

救済方法は「スタンスやスイングを妨げるものがないニヤレスポイントを基点に1クラブレングス以内でホールに近づかず異常なコース状態を回避できる範囲」の救済エリアにボールを置きプレーを継続します。

「異常なコース状態」はコース上のどこでも発生しうるためバンカー内でルールが適用される場合もあります。

例えば多めの後でバンカーに水たまりができている場合、バンカー内の水たまりは「異常なコース状態」における「一時的な水」に当たるため救済対象です。

ただしペナルティ無しで救済を受けるにはバンカー内からのショットが条件になります。

バンカーギリギリにできた水たまりだとバンカー外が救済エリアに含まれることもありますが救済でバンカーの外にボールを置くには1打罰が必要です。

置く位置も「ボールとピンを結ぶ線上でそのバンカーの外」つまりバンカーの横ではなく後方に置く億と決められています。

「異常なコース状態」は2019年の大規模なルール改定によって登場したゴルフ用語です。

改定以前は「異常なグラウンド状態」と呼ばれていた用語が改められたものでルール内容にも変更が見られます。

「異常なコース状態」の言葉の使い方や使われ方

「異常なコース状態」の言葉の使い方や使われ方

・『異常なコース状態で救済を受ける』
・『大雨の後は異常なコース状態が多い』
・『野生動物の巣穴は異常なコース状態に該当する』
・『カート道路は動かせない障害物なので異常なコース状態に当たる』

「異常なコース状態」の関連語

「異常なコース状態」の関連語

・テンポラリーウォーター
「コース上にできる一時的な水」を指すゴルフ用語です。

いわゆる水たまりを指す言葉で以前は「カジュアルウォーター」と呼ばれていたものがルール改定で名称が変更されました。

・ 完全な救済
「障害物など救済を受ける理由になったものの影響を完全に排除する救済」を指すゴルフ用語です。

「異常なコース状態」からの救済はこれが適用されます。

まとめ

まとめ

「異常なコース状態」にはゴルフをプレーするとしばしば遭遇します。

ルールを理解せず勝手に判断するとペナルティを受けかねません。

正しくルールを理解してゴルフを楽しんでください。

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