「バズる」と「炎上」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「バズる」「炎上」の違いを分かりやすく説明していきます。

「バズる」とは?

「バズる」とは?

「バズる」とは、発進した情報がSNSのユーザーの間で話題になる、注目されることです。

「バズる」「バズ」「~する」を表す「る」を組み合わせた造語です。

使われるようになったのは2005年前後とされますが、広く周知され流行し始めたのは2017年頃からといわれています。

「バズる」「バズ」は口コミのことで、英語の“Buzz”(バズ)に由来しています。

そもそも英単語の“Buzz”はブンブンと音を鳴らすこと、ガヤガヤと騒ぐことを意味しており、多くの人が口々に意見を発信して活性化するさまが「バズる」に通じています。

「バズる」は外来語でも古くから使われてきた日本語でもなく、「ハモる」(複数人で歌うこと)や「ポチる」(ネットで注文すること)と同類の「カタカナ+る」で作られた新語にあたります。

具体的に「バズる」とは、SNSに投稿された商品やトレンドがそれを見た多くのユーザーにウケること、一気に拡散されることです。

バズった情報や商品はネットユーザーの間で共有され、一時的なブームを生むことが少なくありません。

消費者にバズられることは商品ヒットのきっかけにつながることから、SNSやインフルエンサーを登用したマーケティング、プロモーション広告のツールに活用されています。

「炎上」とは?

「炎上」とは?

「炎上」【えんじょう】とは、インターネット上で公開した発言に対して批判の書き込みが殺到し、騒ぎが大きくなることです。

「炎上」の本来の意味は、大きな炎が激しく燃え上がることです。

インターネット上で公開した発言から一気に騒ぎの広がる様子は、あたかも炎が燃え上がるさまに似ており、2005年頃からこの言葉が使われるようになりました。

「炎上」は、ある人物が自身のSNSなどで意見を発信し、それを見て批判的な意見を持った閲覧者がコメント欄に批判や中傷的な意見を書きこむことで始まります。

たいていは、批判的な意見が集中しすぎてしまい、SNSに書かれたもとの意見が悪意を持って拡散されたり、非難が集まっていること自体が話題になったりして、さらに多くのネットユーザーの注目を集めることになります。

また、SNSの所有者に対する批判や中傷が書き込まれるだけでなく、コメント欄に書き込む閲覧者どうしの論争が起こって「炎上」することもあります。

有名人のSNSで「炎上」が起こりやすく、騒ぎがあまりに大きくなりすぎてSNSを閉鎖する事態に追い込まれることも少なくありません。

ネットではきたんなく自分の意見が書けること、SNSでは誰でもコメントできることが「炎上」をもたらしているといわれています。

「バズる」と「炎上」の違い

「バズる」と「炎上」の違い

「バズる」「炎上」の違いを、分かりやすく解説します。

「バズる」はSNSなどメディアに発信された情報が話題になることです。

「炎上」はインターネット上に発信した意見に対し、批判や中傷が集中しすぎて大きな騒ぎになることです。

どちらもインターネットの普及に伴って生まれた新しい造語であり、主にSNSで発信される情報に関連した用語となっています。

「バズる」は、肯定的な情報が多くの人に受け入れられることを指すのに対し「炎上」は否定的な情報が多くの人の反感を買ってしまうところが異なります。

互いに反義語の関係といえるでしょう。

まとめ

まとめ

「バズる」「炎上」は、話題になるところが共通していますが、意味は正反対です。

普段よく目にする言葉なので、うっかり使い方を間違えないよう、正しい意味をおさらいしておきましょう。

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