日常生活で目にしたり、聞いたりする「ローン」と「借金」という二つの言葉ですが、その意味の違いは意外と知らない場合もあります。
この記事では、「ローン」と「借金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ローン」とは?
「ローン」とは?
ローンとは何かを貸すと言う意味です。
金融機関からお金を借りる商品の通称で使われています。
お金を貸す側が使う言葉で、どちらかというとポジティブなイメージで使用されることが多いようです。
ローンの主な商品としては、「住宅ローン」、「マイカーローン」、さらには「教育ローン」などが挙げられます。
住宅を購入するとき、車を新たに入手する時、または子供の教育のために使用するお金ということで、人生の節目など、大切な時に使われるお金という印象があります。
「借金」とは?
「借金」とは?
借金とはお金を借りる、または借りたお金の事を指す意味です。
借金をした側が使う言葉で、こちらはネガティブなイメージが強いです。
何らかの目的で、お金を借りなければいけないという印象もあるので、そのようなイメージが付きやすいのかもしれません。
「ローン」と「借金」の違い
「ローン」と「借金」の違い
「ローン」と「借金」の違いを、分かりやすく解説します。
「ローン」も「借金」も借金という意味では同じです。
「ローン」も利子が付きますし、約束期日までも支払わなければなりません。
しかし、ポジティブなイメージがある理由は、貸す側の金融機関の商品名だということと、何らかの目的で使用されることが多いからでしょう。
「住宅ローン」は住宅を購入するために借りる借金ですが、住環境を良くしていくための投資のような印象があります。
「マイカーローン」も同様で、車の使用は毎日の生活を豊かで便利にしてくれるというところで、前向きな印象を持てます。
また、子供の健やかな成長をバックアップしてくれる「教育ローン」も、将来につながる有効な手段というイメージがあります。
一方、「借金」というと、お金を借りること全般に当てはまる意味合いがあります。
そのため、その用途はさまざまです。
将来のためや今の生活をよりよくするための投資的な意味合いよりも、どちらかというとギャンブルなど、あまり好ましくない状況でお金を借りるという意味合いが強いかもしれません。
また、商品を購入するためにお金を借りるという意味合いもありますが、お金そのものを借りるという意味もあり、ネガティブな状態でお金を借りるという意味合いのほうが強いイメージがあります。
まとめ
まとめ
同じお金を借りという行為でも、貸す側と借りる側の立場の違いだけでも、イメージが大きく変わってしまいます。
「ローン」という言葉はお金を借りる側も使っていますが、それはもともと金融機関の商品名の通称を言っていることになります。
場合によっては、「ローン」と「借金」の印象が違うように感じますが、やはりお金を借りる側にとってはどちらも「借金」をすることには変わりがありません。
そのため、お金を借りる時は十分な返済可能計画を立て、計画的に利用していくようにしたいものです。
